国語のテストで、本文を何回も読み返しているうちに時間がなくなり、納得のいく答案が書けなかった…、そんな経験はありませんか?
これは読解力というより『出題者が求める読み方ができていなかった』ことに原因があるんです!
- 国語のよくある出題パターン
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次の文章を読んで,後の問いに答えよ。
( 本 文 )
問一、○○なのはなぜか?△文字以内で答えよ。
問二、○○の心情を△文字以内で答えよ。
問三、『これと』が指しているのはどんなことか?25文字以内で答えよ。
この場合どうやって解いていくかというと…
本文を読む前に先回りして問題をざっと読んでおくと効果的です。
問題で何を問われているかがわかれば、解答のポイントを探しながら本文を読むことができ、本文を何回も読み返すことはなくなります。
この方法を身につけておくと時間のムダがなくなると思います。
『読む』ためのテクニック
本や教科書などを読むときに、皆さんどのような読み方をしていますか?ただ、漠然と文字を目で追っていませんか?
そんな読み方をしていても、つまらないだけです!
実は人間が勉強で得る情報の、実に90%以上が『読むこと』で得られます。
文字や文章をしっかり読み取らなければ答えも出ません。問題文の読み取りミスはかなり痛いですよね。
そこで!!
『読む』ためのテクニックをご紹介します!
- 指さし読み
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自分が読んでる部分を指でたどるだけ。実はこの方法、大人社会でも『デキる』人はやっているんです。簡単にできて集中力が上がり、見落としや誤解が激減します。
- 定規読み
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読んでいる部分に定規をあて、定規をずらしながら読む。
同じ行を2回読んだりするイライラから解放されます。 - マーカー読み
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難解な本を読むときに用いる方法です。ラインマーカーを使用し、
○理解できたところは、青マーク
×ここは何度読んでもわからないところは、赤マーク読了後「あれ、あれはどこに書いてあったかなあ」といって本をパラパラやるときにとても便利です。
『読むのが苦手!』って方も慣れれば楽になるので試してくださいね!
接続詞のマル秘攻略ポイント!!
- つまり・要するに(換言)
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『つまり』や『要するに』がきた場合、それまでの内容をまとめた文章が出てくるので中心となる文章になりやすいです。
- なぜなら・というのも(理由)
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『なぜなら』や『というのも』は通常、筆者の主張の理由を説明するときに出てきます。つまり『理由を説明しなさい』の問題の場合は、この接続詞の後である可能性が高いということです。
逆に言えば筆者の主張を探したいときにはこの接続詞の前を探すとそこにある可能性が高く、設問の解答になる確率も高いです。 - たとえば・いわば(例示)
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その名のとおり、この接続詞のあとには具体例が出てきます。
具体例を探すときには重要なヒントになりますし、この接続詞の前には筆者の主張があるケースが多いのも特徴的です!