理解が早くなりたい、もっと効率的に学習したい、そんなあなたの願いを叶えるための、さまざまな成績アップのヒントを紹介しています。

今すぐ使える数学の裏ワザ

突然ですが、問題です。

2648 × 5

を計算してください

『いやだな…』って思いました?
ぱっと見て暗算ができないようなかけ算を解くには、紙に一桁ごとにかけ算をして…。『いやだな…』って思いますよね。
ただ、式を分解し、並べ替えて、整理することで計算がスゴ~く楽になります。

今回はそんなテクニックを3つご紹介!

  • [偶数] × 5のときは、偶数を2分割して式を整理
    たとえば『2648 × 5』このままでも計算できますが『2648 = 1324 × 2』と分割して計算すると楽になります。つまり、

    2648 × 5 = 1324 × 2 × 5 = 1324 × 10 = 13240

  • [偶数] × [5の倍数]の場合
    例)16 × 35

    16 × 35 = 8 × 2 × 35 = 8 × 70 = 560

  • [4の倍数] × 25の場合
    例)444 × 25

    444 × 25 = 111 × 4 × 25 = 111 × 100 = 11100

このように『5の倍数』が入った計算は工夫できることが多いので要チェックです。
「へぇ~」って思ったら、お友達にも教えてあげてくださいね!

数学のニガテな文章題を解く3つのポイント

文章題を解くとき、長い文章だと『難しそう』という印象をうけませんか?
でも文章の長さは問題の難しさには関係ないんです。
むしろ長い文章の方が問題を解くためのヒントがいっぱいあるんですよ!今回は例題を交えてご説明したいと思います。

【例題】
長いすが21脚ある。この長いすに生徒が□人ずつ座っていくと、最後の21脚目だけは△人になった。生徒の人数を表す式をつくりなさい。

文章は長いですが、一つずつ整理していきましょう。

  • 長い文章は【、】とか【。】で区切って読む!

    • 長いすが21脚ある
    • この長いすに、生徒が□人ずつ座っていく
    • 最後の21脚目だけは△人になった
    • 生徒の人数を表す式をつくりなさい
  • □や△などの分からない部分を適当な数字を入れて式を作ってみる!
    例)□→5人/△→3人

    最後の一脚を除いたほかの長いすに生徒が5人ずつ座っているので、20脚には5人(□人)ずつ座っていることになります。
    20脚 × 5人

    最後の21脚目には3人(△人)座っている。
    1脚 × 3人

    生徒の人数は上の2つの式を足したものなので
    20脚 × 5人 + 1脚 × 3人

  • 置き換えた部分を元に戻す!
    5人→□/3人→△

    20脚 × □人 + 1脚 × △人。
    脚や人などの単位をとり、数字と文字の掛け算は【×】を消すので

    20□+△。

ハイ、できました^^
実際の数字を入れることで、イメージしやすくなりましたよね♪
※他にも図や絵に描いてみるのも良いでしょう!

数学の長い文章問題にはヒントがいっぱい!

数学の文章問題では問題文が短くて一見簡単そうに見えても、解いてみると難しいことがよくあります。

ですが長い文書問題は文章の中にヒントがたくさん含まれています。
問題が長ければ長いほど、いろいろな条件が与えられているので、自分で考える量が少なくてすみます。

実は試験問題の出題者は生徒がしっかり問題のパターンを理解していれば解けえるように問題を作っているので、長い文章題ではつい親切に説明してしまうことが多いようです。

問題文が長いからといってあきらめるのではなく、まずは簡単だと思ってゆっくり解いてみましょう!
長い文書問題は配点が高いので解かなきゃ損ですよね(^_^)v

数学の確かめ算を短時間でできる方法

『今回のテストはできた!』と思っていても、答案が返ってくると簡単な計算ミスで減点されて結果が悪かったという経験はありませんか?

計算ミスを防ぐ・答えが合っているかどうか見直すためには確かめ算をするのが一番!
だとわかっているのに、実際のテストでは時間が限られているので最初から計算しなおすのはむずかしいですよね。

そこで…
答案を見直すときに大きな効果を発揮する秘訣を2つご紹介します。

  • 一の位だけ足し算をする
    たとえば

    43 + 352 + 31 + 3294 + 438 + 123 + 193 = 3903

    これをはじめから計算しなおしたら、時間が掛かるし不正確です。
    そこでまず一の位だけ足してみてください。

    3 + 2 + 1 + 4 + 8 + 3 + 3 = 24

    この一の位と3903の一の位が揃わないので『3903は間違い』であるとすぐにわかりますよ。

  • 概算する

    『43は40』『352は350』『3294は3300』というように、おおまかな数字に直して確かめてみると

    40 + 350 + 3300 + 440 + 120 + 200 = 4450

    数字が大きく上回っているので『3903は間違い』だと気づくはず☆

こんな工夫をすれば時間に余裕ができ、問題を解く正確さも増します。
せっかく勉強してもちょっとしたミスで点数を落とすのはもったいないです。次のテストではぜひやってみてくださいね。

どこでもできる計算ゲーム

電車に乗るとき、切符を買いますよね。
その切符をよ~く見ると書いてある4ケタの数字!コレを利用した計算ゲームをご紹介します!

4ケタの数字を+-×÷を使って【10】にするゲーム

例えば【1528】だと…。
2 × 8 = 16、16 - 1 - 5 = 10
みたいな感じです。

切符以外でも車のナンバーや電話番号の下4ケタなどでもできます。
必ずしも【10】という答えを導き出せなくても、計算スピードや暗算力をつけるうえで有効です。
学校の行き帰りにもできるのでオススメです☆