受験

高校受験、必勝の秘訣。内申点を上げる方法

この記事の著者

木村 美紀 / 家庭教師のあすなろ お悩み解決サポーター

今回のブログテーマは、高校受験(公立)に向けた「内申点」についてです。

「内申点が足りなくて合格できるか不安…」
「内申点を上げるにはどうしたらいいの?」
という方のために、内申点の正しい計算方法や【内申点アップの秘訣】を解説します。

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高校受験の結果を左右。内申点が低い・足りないと不合格になる?

多くの公立高校では、内申点(調査書点)と入試当日の学力検査の合計で合否が決まります。学力検査と内申点の評価比率は各高校・地域によって違いがあり、たとえば東京都の全日制課程では7:3と決められていますよね。

最近では学力検査の結果を重視する傾向もありますので、内申点が低いから不合格!とは言い切れません。しかし、同じくらいの実力を持っている生徒が受験していた場合、内申点が低いと不利になるのは確かです。また、内申点が低いと学力検査のプレッシャーがのしかかってくることも覚悟しなければなりません。

入試本番はなにが起こるか予測できない…だからこそ、少しでも安心要素を持っておくと気持ちの余裕が違います。学力検査で100%の実力を出し切るためにも、1点でも多く内申点を上げる努力が必要です。内申点を確保することができれば、チャレンジできる高校の選択肢も増えますしね。

それではまずは、内申点の正しい計算方法を押さえておきましょう。

高校受験の結果を左右。内申点(調査書点)の計算方法!エリア別で解説

以下は公立高校・一般入試での内申点(調査書点)の計算方法です。


東京都(学力検査5教科実施の場合)

東京都では3年次の成績が対象となり、次のように内申点(調査書点)を計算します。

1.内申点の計算

素内申点(通知表の5段階評定)をもとに内申点を計算する

(国・数・英・理・社の評定合計)+(実技4教科の評定合計×2)

さらに、内申点を300点満点で換算するためには、次の計算をします。※学力検査700満点+内申点300満点で総合得点が決まるため

2.調査書点の計算

内申点の数値をさらに300点満点に換算して計算する

300×(内申点÷65)

一部の高校の入試では、上記の総合得点に作文・面接・実技検査などの得点が加算されることがあります。


神奈川県

神奈川県の共通選抜では中2中3(12月まで)の成績が対象となります。内申点(調査書点)の出し方は以下の通りです。

調査書点の計算

中2の9教科の5段階評定の合計+(中3の9教科の5段階評定の合計)×2

評定がすべて満点の5だった場合
【中2の9教科の評定】9×5=45点満点
【中3の9教科の評定×2】9×5×2=90点満点
45+90=135点満点となります。
また高校によっては3教科を上限に、各2倍に重点化できる場合があります。


千葉県

千葉県の公立高校の選考では、中1~中3までの成績が対象となります。

調査書点の計算

中1の9教科の5段階評定の合計+中2の9教科の5段階評定の合計+中3の9教科の5段階評定の合計

評定がすべて満点の5だった場合
【中1の9教科の評定】9×5=45点満点
【中2の9教科の評定】9×5=45点満点
【中3の9教科の評定】9×5=45点満点
45+45+45=135点満点となります。


埼玉県

埼玉県公立高校の「一般募集」で選考の対象となるのは、中1~中3までの成績です。

調査書点の計算

内申点の計算方法は千葉と同様に、
中1の9教科の5段階評定の合計+中2の9教科の5段階評定の合計+中3の9教科の5段階評定の合計

となり、各学年45満点なのですが、各学年の比率は高校によって違います
たとえば

評定がすべて満点の5だった場合
中1:中2:中3の比率が「1:1:1」だと45点+45点+45点=135点満点。
中1:中2:中3の比率が「1:1:2」だと45点+45点+90点=180点満点となるわけです。

また内申書(調査書)の以下の項目も、各高校が決めた基準で点数化されます。

「特別活動等の記録」

学級活動、生徒会活動、部活動、学校行事などの実績や取り組みなどの記録

「その他の項目」

総合的な学習の記録、特技、検定などの資格取得、ボランティア活動、出欠状況などの記録

自分が受験したい高校がどのような評価基準を設けているか、事前に調べておくことが大切です。

それではいよいよ、内申点アップの秘訣を見ていきましょう

高校受験、必勝の秘訣。内申点を上げる方法

内申点が足りない・低いかも・・・と思っている方は、1点でも内申点を上げるために、これから紹介することを実践してみてください。


定期テストの点数アップ

内申点を上げるための軸となるのは、なんといっても定期テスト(中間テスト・期末テスト・学年末テスト)の点数アップです。部活や受験勉強が忙しい時期は定期テスト対策がおろそかになりがちですが、普段からコツコツ予習復習しておくことで負担を減らしつつ、準備を怠らないようにしましょう

また東京都では音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科の評定も重視されるため、こちらも手を抜けません


提出物の期限は厳守する

宿題・課題などの提出物が期日内に出せていなかったり、内容が不十分だったりすると評価を下げられることがあります。提出物は必ず期日までに出しましょう。また、できるだけ丁寧な字で書く・重要ポイントを色ペンで強調するなど、“見やすさも意識”すると先生へのアピールになるでしょう。


授業には積極的に参加する

積極的な姿勢で授業に取り組むことで、内申書(調査書)に書かれる「関心・意欲・態度」の評価アップに繋がります。授業中に挙手→発言する、というのは王道ですが、やはり先生の印象に残りやすいです。ちなみに発言するときには、“まず結論を述べてから後で理由を補足する”など、分かりやすく伝える工夫をするとさらに良いですね。

また実技科目は特に授業態度が評価されやすいため、もし苦手な気持ちがあっても消極的にならず、自分なりに楽しめるポイントを見つけながら積極的に取り組みましょう。

余裕がある場合には検定試験に挑戦

余裕がある場合には検定試験に挑戦

余裕がある場合には、検定試験に挑戦することも内申点を上げるための方法の一つです。都道府県や学校により異なりますが、一般的に英検の場合は3級以上、漢検の場合は2級以上が評価の対象となります。

これらの検定試験は内申点に大きな加点をもたらすわけではありませんが、入試審査において好意的に評価されることがあります。また、自分の到達度を確認するための良い機会となります。

高校受験をあきらめない!今からでも間に合う内申点対策で、来年の春を笑顔で迎えよう

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。「このままだと受験できる高校が無い」「去年までの成績が悪かったからもうダメかな」と諦める前に、これからできることに目を向けて頑張ってほしいと思います。

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