AIの発達でなくなる仕事とは?AI時代の対処法
「大学進学なんて、そんな先のことまだ全然考えてない」「高卒でも、ちゃんと就職してくれればいい・・・」今回のテーマは、そんな保護者の方にこそ読んでいただきたい内容です。なぜなら、今の判断・行動がお子さんの将来を大きく変えることになるからなんです。まずは、これからお伝えすることを最後まで聞いてください。
突然ですが、2021年から大学入試制度が変わるのをご存じですか?これまで行われていた「大学入試センター試験」が廃止され、新しく「大学入学共通テスト」という試験が導入されます。具体的にどう変わるかというと、今まではいかに『知識』や『解答力』があるかを測るためにテストを行っていましたが、それに加えて思考力・判断力・表現力が求められるようになるんです。
「そもそも大学に行くかどうかもわからないし、それに試験なんてだいぶ先の話でしょ?」
とお考えの方ほど、実はコレ【関係の深い重要なお話】なんです!
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AI時代の対処法 大学入試の変化
この大学入試制度が変わる背景には、AIの発達によって今後の働き方が大きく変化していることが挙げられます。こんな話は聞いたことありませんか?
『AIの発達によって10年後には今の仕事の約47%がなくなる』
つまり、今の小・中学生、高校生のお子さんが社会に出る頃には、半分の職業がなくなっているということ。しかも、大学に進学しない子ほど将来辛い状況になる可能性があるんです。お子さんがこれから先、就職で苦労するのは嫌ですよね。
だからこそ! AIがさらに発達していく世の中で、今からお子さんの教育に関してどう向き合っていけばよいかを一緒に考えていきましょう。
AI時代の対処法
その1 AIを知る
AIとは人工知能を指す単語です。AIの歴史は意外と古く1960年代から研究が始まりました。近年ディープラーニング(深層学習)と呼ばれる技術によって一気に発達し、様々な分野で人間の脳を超える技術が次々と開発されています。
今では、言語や音声、画像を識別したり、機械を制御できるようになりました。例えば、コンビニで無人レジを利用したことありませんか?自動車や電車でも自動運転を取り入れたり、工場でも画像識別や機械制御を導入したり。
つまり、人間が行っていた単純作業をAIが代わりにできるようになってきたんです。しかも、人間が行なうよりも圧倒的に早くミスなくこなせるので、多くの企業が続々とAIを導入・開発しているのは当然ですよね。しかし、利便性や効率性が上がる反面、AIによって仕事を失う人も増えているのが現状です。
その2 なくなる仕事
ディープラーニングがさらに進化していくと、単純作業だけでなく、例えばその人の好みや体格に合わせた最適なモノや服を提案できる、といったことまでできるようになります。
つまり、事務員・レジ係・銀行の窓口業務・ショップの店員・工場の作業員、こういった職種は、高卒でも就職できる仕事として考えている保護者の方も多いですが、これからは違います。AIに取って代わられる職業の代表格です。
その3 グローバル化を知る
大学入試制度が変わる理由として、もう一つ『グローバル化』が挙げられます。これは、日本経済が世界から大きく出遅れていることが影響しています。
最近、日本でも多くの外国の方を見かけるようになりましたよね。こうした背景には、特にアジア諸国の経済発展が著しく日本の6倍以上のスピードで成長していることが考えられます。反対に、日本の経済の成長率は世界でもかなり低く、このままだと後進国になると言われているほどです。
その4 終身雇用制の崩壊
日本型雇用の代名詞とも呼ばれた『終身雇用制』が、もう維持できないことは明言されています。それも、日本の根幹を支えているといっても過言ではない世界を代表する企業、トヨタ自動車の社長が2019年5月に明言したのです。
今や大企業であっても『入れば安泰』という時代ではなくなってきたということです。工業高校を優秀な成績で卒業して地元優良企業に就職したとしても、その雇用がいつまで続くか分からないということですね。
その5 大企業で大量のリストラ
終身雇用制の崩壊が叫ばれるなか、大企業ではリストラが行われてきました。リストラを行った企業と人数を簡単にまとめると以下のようになります。
- NEC:3,000人
- 富士通:2,850人
- コカ・コーラジャパン:700人
その他にも、日本を代表する国内家電メーカーや書籍を発行する会社でも、続々とリストラ発表が相次いでいます。この不景気の中で生き残っていくために、AIの導入や人件費の削減など効率化を重視して、そのぶんの費用を世界と戦うための投資に回す方向に、多くの企業が動き出しているのです。
AI時代の対処法に大切な2つのこと
こうした世の中を生きていくために大事なことはたった2つです。
ひとつは、自ら考え、答えを導く力を身につけること。
そしてもうひとつは、自ら学び続けること。
何も考えなくてもできる単純作業はAIが行います。AIがさらに進化していけば、誰でもできる仕事ほど真っ先になくなります。
では反対に、AIに足りない能力はなんでしょうか?それはズバリ、創造力とコミュニケーション力です。つまり、今のうちから自ら考え答えを導く力を身につけること、思考力・判断力・表現力を身につける訓練が必要なんです!これらの能力は、まさに大学入試制度で求められている能力です。
また、終身雇用制がなくなった今では、いつ解雇されてもおかしくありません。働き続けるために必要なのが、世の中で需要のある技能を身につけていくことです。つまり、自ら学び続けるということが大事なんです。時代に合った希少性の高いスキルを身につけることで、リストラに怯えることなく安定した生活を送ることができるでしょう。
こうした背景から近い将来、大学全入時代に突入すると言われています。大学進学を目指し勉強することで、これらの能力が必然とついていくからです。今のうちから大学受験を見据えて早めに準備を進めておく。これが、お子さんの将来につながることがお分かりいただけたでしょうか。もし今『大学受験なんてうちには関係ない』とお思いだとしても、このお話はぜひ頭の片隅に置いておいてください。
AI時代の対処法 高卒と大卒の仕事の区分
では、大卒と高卒とでは将来的な就職先がどのように変わってくるのか、くわしく解説します。
高卒の学生の多くはマニュアル職へ
高卒の場合、マニュアルが整備された職業に就くことが一般的に多いようです。マニュアル通りに、誰もが一定の訓練を積めばできる仕事はマニュアル職と呼ばれ、ここに分類される職業はAIの浸透によってロボット化されていくでしょう。だからこそ、誰もがやりたがらない仕事、できない仕事に率先して挑戦し、他にはないスキルや知識をつけていく習慣が重要となります。
大卒の学生はプロフェッショナル職へ
大学で専門分野を学んだ学生は、その知識を応用するプロフェッショナル職につくことが多いようです。例えば、公認会計士や弁護士、医者などがプロフェッショナル職の筆頭とも呼べるでしょう。
マニュアル職との明確な違いは、未知の事柄に対して学んだ知識を活かして対処することです。プロフェッショナル職の中でも提携業務はAIの浸透が始まっていますが、知識を使って新たな理論を組み立てたりするクリエイティブな業務面はまだまだAIが遠く及ばない領域です。
AI時代を生き抜くスキル
代替可能な職に就いた場合、給与が上がらなくて苦労したり、職を変えなければならない状況になったりするかもしれません。でも、こういったマニュアル職から脱することもできます。それは起業・独立することです。
しかし、起業して成功するのはほんの一握り。時代に合ったものを提供し続けない限り生き残れません。起業して成功するには、世の中で需要のある技能を身につけていくことが不可欠ということになりますが、それには人一倍以上の努力と気力が必要です。それに比べれば、大学を目指して専門知識や技能を身につけるほうが無難・・・という見方もできますよね。
もちろん大学進学がすべてだとは思いません。
ただ、大学に入るための勉強や考え方、大学で得られる専門知識や技能は、これからのAI時代を生きるお子さんにとって重要なスキルだと言えます。
どんな時代になっても生き抜くチカラを身につけることで、AI時代を楽しむことができるようになります
少し長くなってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。今回のテーマのポイントまとめるとこのようになります↓
- 今後AIによって失われる仕事がある
- 現在の日本では終身雇用制が崩壊している
- 多くの高卒の学生が就くマニュアル職は、AIに取って代わられやすい
- 大学で得た専門知識・技能は、安定した職に就く糧になる
いかがでしたか?
「子どもには人並みの人生を・・・」と誰しも思います。ですが、AIの進化によって“人並み”のレベルが上がっているのは事実のようです。お子さんが社会人になって活き活きとした生活を送れるように、今のお子さんにどんな教育が必要なのか、今一度考えてみませんか?今回のテーマが、考えるキッカケになれば嬉しいです。
これからのAI時代の就活事情は、私たち大人が経験した就活時代とは違います。当然、不安に思われる保護者の方も多いでしょう。お子さんの将来の進学や就職で不安に思われることがありましたら、いつでも気軽にご相談くださいね。
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