【高校受験】偏差値50以上の学校に合格するための勉強法とは
「ウチの子、偏差値50もなくて…。受験が心配」
「偏差値50以上の高校に合格するには、どんな勉強したらいいの?」
「せめて偏差値50以上の高校に合格したい」
このようなお悩みを抱えていませんか?
偏差値50というと、ちょうど平均点。偏差値50前後が最も多く、
この偏差値帯では、どれくらい受験勉強をし、どのような勉強法があるのかを以下では詳しく解説します。
受験勉強でお困りの方へ
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偏差値50のお子さんが高校受験の勉強しなければならない時間
偏差値50のお子さんが高校受験の勉強をしなければならない時間は学年で異なります。
仮に中学校1・2年生の受験勉強時間と3年生の受験勉強を比べた際には大きな開きがあるのはイメージしやすいのではないでしょうか。
また、偏差値をワンランクアップ(5UP)させる勉強となると、掛ける時間も異なってきます。
そこで、この項目では、
- 中学校1・2年生の受験勉強時間
- 中学校3年生の受験勉強時間
- 偏差値をワンランクアップさせるための受験勉強時間
上記3つに分けて偏差値50のお子さんに必要な勉強時間を割り出します。
中学校1・2年生の受験勉強時間
偏差値50のお子さんが学力を維持するために必要な受験勉強時間は、毎日1〜2時間です。
というのも、偏差値50を維持するためには平均より少し上くらいの学力を維持するだけでいいからです。
たとえば、中学校1〜2年生で毎日1〜2時間の学習時間を確保しているお子さんはほとんどいません。
そのため、学力を維持するだけなら毎日たった1時間自主学習をするだけで大丈夫です。
中学校3年生の受験勉強時間
中学校3年生になっても偏差値50を維持するためには毎日1〜2時間の勉強と、休日に5時間程度の勉強時間を確保すればいいでしょう。
偏差値50を維持するだけであれば、まず学習習慣を整え、ルーティンを消化するだけで維持が可能です。
もちろん受験直前期には勉強時間を増やす必要もありますが、毎日3〜5時間程度で大丈夫です。
ただ、偏差値をワンランクアップ(50→55)するためには、より多くの時間をかける必要があります。
偏差値をワンランクアップさせるための受験勉強時間
偏差値をワンランクアップさせるための受験勉強時間は、5教科で500時間ほどが必要です。
1教科あたり100時間を費やすとおおよそ偏差値が5アップするといわれています。
もちろん、学習効率がいい方法で行わなければなりませんが、500時間があればワンランクアップは可能です。
では、どのように500時間の勉強時間を確保していくかを以下で解説します。
春の受験勉強時間
春から夏休みまでの期間は毎日1〜2時間程度の勉強時間を確保しましょう。
1週間あたり14時間の勉強時間を確保すれば、中学校2年生から中学校3年生の夏までで168時間の勉強時間が確保できます(わかりやすくするために1年を48週で計算)。
とはいえ、定期テストも行われるため、自主勉強のみで14時間を確保するのは難しいです。
そのため、定期テストの勉強を除いて80時間程度は確保するようにしてください。
夏の受験勉強時間
6月7月はまだ学校があるため、毎日1〜2時間の勉強時間で進めるようにしましょう。
受験の天王山と呼ばれる夏休み(およそ40日)では、毎日6時間ほどの勉強時間が必要です。
すると、春に行った受験勉強とあわせて320時間ほどの勉強時間ができ、秋からの受験勉強に備えられます。
秋・冬の受験勉強時間
秋・冬では平日毎日3時間、休日や長期休みには毎日8時間程度の勉強時間を確保してください。
中学校3年生は定期テストや体育祭・文化祭など主役になることが多く、まとまった勉強時間を確保することが難しくなります。
偏差値をワンランクアップさせるためには、500時間の勉強時間は必須なので、休日に固めて勉強することなどを意識してください。
受験までの期間(1月まで)は、9〜12月の4ヶ月間があり、毎日3時間、休日には8時間ほどの勉強をすれば約500時間の勉強時間に到達する見込みです。
受験がスタートすると、偏差値を上げる勉強よりもミスをしない勉強がメインになるため、成績を上げるための勉強ではなくなる点に注意しましょう。
偏差値を50までに高めるために必要な受験勉強時間
一方で偏差値を50までに高めたいと考えているお子さんも多いでしょう。
とくに偏差値45付近のお子さんは、まず50に上げるところが目標になります。
仮に偏差値を45から50に上げるのであれば、受験勉強の時間は5教科で300〜400時間と考えてください。
偏差値50は数学で考えると基礎的な計算と標準問題が半分くらい解ければ十分な偏差値のため、必要な勉強時間は減ります。
ただ、お子さんの苦手度合いで受験勉強に必要な時間は変動するので、苦手な教科は家庭教師の先生にお願いしてマンツーマンレッスンを受けるのもいいでしょう。
偏差値50で高校受験を目指す際の勉強法【基本姿勢編】
偏差値50で高校受験を目指す際の勉強法の中でも基本姿勢は大切です。
偏差値50からワンランクアップにするにしても、現状維持をするにしても、基本姿勢が崩れていると、偏差値が下がってしまう恐れがあります。
具体的に身に付けなければならない基本姿勢をお伝えすると、以下のとおりです。
- 生活態度を全体的に改める
- 平日3時間・休日は毎日6時間の勉強時間を確保する
- 受験基礎問題を夏休み中に完璧にする
- 定期テストも受験勉強と心得る
それぞれ解説します。
生活態度を全体的に改める
偏差値50で高校受験を目指すのであれば、生活態度を全体的に改める必要があります。
基本姿勢と偏差値には大きな相関関係があり、偏差値が高いお子さんほど、早寝・早起きをすることや夜中までゲームをしないなどを徹底しています。
具体的に偏差値に関わる改めるべき生活態度は以下のとおりです。
- スマホは就寝前に電源をOFFにする
- ゲームも就寝前に電源をOFFにする
- 毎日6時間以上の睡眠を取る
- 3回の食事をきちんと取る
これらの基本姿勢を徹底するだけでも、朝に目覚めが良くなり、勉強に向かう姿勢が整います。
平日3時間・休日は毎日6時間の勉強時間を確保する
生活態度全体が整ったら、平日3時間・休日は毎日6時間の勉強時間を確保する努力をしましょう。
中学校3年生ともなると毎日忙しいことが多いため、あくまで努力目標として扱ってください。
たとえば、平日にまとまった勉強時間が取れないのであれば休日にまとめて勉強する時間を取るなど工夫する姿勢が大切です。
もちろん、ワンランクアップするための受験勉強時間は500時間なので、偏差値を高めたいお子さんはなるべく多く勉強するようにしましょう。
受験基礎問題を夏休み中に完璧にする
偏差値50のお子さんの夏休みの基本姿勢は受験基礎問題を完璧にすることです。
受験基礎問題とは、次のような問題であると定義します。
- 国語:漢字・課題作文・古典・文法などの暗記分野
- 数学:基礎計算問題
- 英語:英文法・会話文読解
- 理科:生物・化学・地学の暗記問題
- 社会:暗記問題全般
とくに偏差値をすぐにでも上げたいお子さんであれば、理科・社会の勉強を中心にすれば急激な変化があらわれるでしょう。
ただ、夏休みは勉強時間をたくさん取れる期間なので、高校合格後を見据えてまんべんなく苦手をなくすことを意識してください。
定期テストも受験勉強と心得る
定期テストも受験勉強と心得ることは大切です。
というのも、受験問題の3分の1は3年生で習った範囲になりやすく、定期テストで学んだ内容がそのまま出題される可能性が高いからです。
たとえば、社会の公民分野を定期テストで90点以上取っていれば、少しの勉強で受験問題も簡単に得点できるでしょう。
定期テストの勉強も受験勉強につながっていると考えれば、中学校3年生の1回の授業を貴重に思い、授業態度にも変化が出てくるはずです。
すると、内申点にもいい影響を与え、推薦合格なども狙えるかもしれません。
偏差値50で高校受験を目指す際の勉強法【5教科編】
偏差値50で高校受験を目指す際の勉強で5教科に絞って何を勉強するかというと、以下のとおりです。
- 国語は漢字・課題作文・古典を意識する
- 数学は基礎問題を完璧に解けるようにする
- 英語はリスニングと長文読解をする
- 理社は暗記問題を中心に解く
多くのお子さんがテクニックの部分を重視しがちですが、偏差値50のお子さんであれば、まず基本姿勢ができていることが大切な点は注意してください。
基本姿勢ができている前提で、受験のテクニックをお伝えします。
国語は漢字・課題作文・古典を意識する
国語で勉強するべき点をお伝えすると以下のとおりです。
- 漢字
- 課題作文
- 古典
これらの分野は覚えたり、解き方を覚えたりするだけで得点しやすい分野です。
国語の現代文分野は初めて見る文章を読んで、内容を理解しながら解く問題なので、点数が大きく変動する可能性もあるでしょう。
しかし、先ほどあげた分野は大きく点数が上下するわけではないので、底堅い得点源としてミスをしないよう勉強してください。
とはいえ、国語の現代文分野も得点しないわけにはいかないので、選択問題や指示語の問題などは解けるようにしておくことは必須です。
数学は基礎問題を完璧に解けるようにする
数学は基礎問題が完璧に解けるようにしておくことが大切です。
数学での基礎問題とは、基礎計算問題や習った解法を知っていれば解ける問題であると考えてください。
たとえば、円すいの体積を求める公式を使えば解ける単純な問題をミスしてはいけません。
数学は基礎問題と標準問題の間の乖離が激しく、標準問題までを完璧にしようとすると、長い時間が必要です。
標準問題は学年をまたがって複合的な知識が問われる問題ばかりなので、偏差値50のお子さんはまず基礎問題がすぐに解けるようにしておきましょう。
英語はリスニングと長文読解をする
英語はリスニングと長文読解をしておくことが大切です。
単に英単語を勉強しているだけでは偏差値は向上しないため、リスニングと長文読解には必ずチャレンジしてください。
とくにリスニングは英単語と発音、簡単な文法さえ抑えていれば満点を狙え、偏差値の向上に役に立ちます。
また長文読解ができればリスニングとあわせて全体の得点の7割近くまで得点できる可能性もあるのでコストパフォーマンスがいいといっても過言ではありません。
このように英語では、一旦英作文は後にしておいて、リスニングと長文読解を中心に勉強しましょう。
理社は暗記問題を中心に解く
理社は暗記問題を中心に解くのが偏差値50のお子さんにとっての最適な勉強法といえます。
というのも、一昔前よりも受験問題が難しくなったとはいえ、暗記問題が大半の得点を占めているからです。
たとえば、「本能寺の変で織田信長を討った人物は?」などの単純な問題も多く、暗記をするだけで得点できます。
ただ、暗記問題は年々減少傾向にあり、問われ方も変わっているので、どのような問題であっても対応できるようにしておく必要があります。
暗記問題を徹底して得点するだけでも、偏差値向上が見込める可能性があるので、暗記分野は満点を目指して努力すべき項目といえるでしょう。
偏差値50のお子さんに対して受験勉強時に親御様ができること
偏差値50のお子さんに対して受験勉強時に親御様ができることは以下のとおりです。
- ミスしてはいけない問題をミスしていないか確認する
- 勉強時間中に集中力が切れていないか確認する
- 勉強へのモチベーションが湧いていなければ親子間で話し合う
受験勉強はお子さんだけが戦うものではなく、親御様もお子さんのサポートをする必要があります。
全てを任せるのではなく、一部分でもお子さんのサポートをし、団体戦で受験勉強を乗り切りましょう。
ミスしてはいけない問題をミスしていないか確認する
親御様が受験直前期にできる最大のサポートは、ミスしてはいけない問題をミスしていないかを確認することです。
というのも、受験直前にはミスしない勉強が必要であり、同偏差値のお子さんがミスしない問題に苦手を抱えていると、受験に失敗する可能性があるからです。
たとえば、数学の基礎計算問題を2問も間違っていたら、どう考えたほうがいいでしょうか。
他の問題で挽回できる可能性が低いため、一度基礎計算問題の特訓を挟んだほうがいいでしょう。
このように受験直前期にはお子さんのテスト結果を確認し、ミスしてはいけない問題に対しての正答率を中心に見てあげてください。
勉強時間中に集中力が切れていないか確認する
また勉強時間中に集中力が切れていないかを確認するのも親御様のサポートの一部です。
勉強時間中に集中力が切れてしまっていると、勉強効率が悪くなり、結局無駄な時間を過ごしてしまいます。
それよりも一度リフレッシュして勉強をしたほうが学習効率はあがるでしょう。
親御様も毎日お子さんの勉強を常に見ている時間はありませんが、お子さんが集中できているかを確認できる仕組みを整えておくことは大切です。
勉強へのモチベーションが湧いていなければ親子間で話し合う
受験勉強中にあきらかにモチベーションがお子さんに湧いていなくて、何度も集中力が切れることがあれば、必ず話し合いの場を設けてください。
というのも、モチベーションが湧かなければ、勉強をしていても学習効率が悪くなるだけだからです。
とくに受験直前期に何日も勉強ができない状態になってしまうと、受験に悪影響しかありません。
また、モチベーションが湧かない根本の原因に志望校の選び方にミスがあった場合には、学校の先生と話し合って変更するなどの対処が必要です。
勉強以外の点でもお子さんを注視し、サポートをしてあげましょう。
偏差値50のお子さんの高校受験勉強まとめ
今回の記事では偏差値50のお子さんの高校受験に関して、総合的にまとめてきました。
- 必要な勉強時間
- 必要な勉強方法
- 必要な親御様のサポート
上記3つのセクションで解説しましたが、とくに親御様のサポートの部分ではお子さんにかかり切りになれないといったお悩みもあるかもしれません。
時間さえあれば…、とお悩みであれば、中学校3年生の間だけでも塾や家庭教師の先生に依頼してみることをおすすめします。
ただ、偏差値50のお子さんは基本姿勢の徹底など、個別指導のほうが効果的なので、どちらかというとマンツーマンが確約されている家庭教師の先生のほうがいいでしょう。
当社では受験勉強の専門家を多数派遣できるので、お気軽にお問い合わせください。
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