勉強法

オールで結果を出すテスト勉強のコツ8選と一夜漬けがダメな理由

この記事の著者

木村 美紀 / 家庭教師のあすなろ お悩み解決サポーター

「明日テスト!徹夜しなきゃ間に合わない!」そんな中学生必見。限られた時間で最大の結果を出すコツを紹介。また、一夜漬けの勉強は、なぜ効果が低いのかを徹底解説。次のテストでオールしなくて済む方法も教えます。定期テストで結果が出ないと悩んでいる人は、ぜひ読んでください。

「ヤバい!オールしなきゃテスト勉強が間に合わない!」
「一夜漬けで高得点ってとれるの?」
「徹夜で勉強するのに、効果的な方法はあるの?」

こんなことでお悩みではありませんか?

明日からテストなのにまだ勉強が全然終わっていない!!!徹夜してでも勉強するしかない!!!そんなオールで勉強しなきゃいけない時のコツやテクニックを解説していきます。限られた時間で最大の結果を出すコツなので、間に合わない!と焦っている人は必見です!

でも、本当はオールで勉強するのは効率的ではありませんし、絶対に止めたほうがいいです。その理由もしっかり解説しますので、テストが終わったら確認してみてください。次回からは、きちんとスケジュールを立てて計画的に勉強しましょうね。

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オールで結果を出すテスト勉強のコツ8選

オールでテスト勉強するなら、コツやテクニックを駆使しなければ終わりません。一夜限りの徹夜では、使える時間は限られているからです。これからお伝えする8選は、残された時間で最大の結果を出すためのヒントになります。「テストが明日なのにぜんぜん勉強してない!!!」と焦っているなら、まずはこの8選を試してみてください。

コツ①:やるべきことを決める
コツ②:使える時間を割り出す
コツ③:テストで出てくる所に絞る
コツ④:ノートまとめよりもアウトプット優先
コツ⑤:基本問題100%・標準問題60%を目指す
コツ⑥:1時間に10分。休憩時間を設ける
コツ⑦:エネルギー補給をする
コツ⑧:少なくとも2〜3時間の睡眠は取る

それぞれ解説します。

コツ①:やるべきことを決める

徹夜で勉強するためのコツ1つ目は「やるべきことを決める」ことです。オールをしなきゃいけない状況だと、気持ち的にかなり焦りがあるはずです。まずは冷静になって、やるべきことを明確にしなければなりません。やみくもに勉強してしまうと、無駄な時間を過ごしてしまう可能性が高くなり、せっかくオールした意味がなくなります。
具体的に取り組むべき優先順位を紹介しますので、まずはこの順番でやりましょう。

  • 学校ワークや課題
  • 先生から渡されているプリント
  • 暗記物(理科・社会・英語・国語)
  • 数学の理解

何ができていないのかを徹夜する前に確認し、上記の優先順位にしたがって取り組んでいきましょう。

コツ②:使える時間を割り出す

使える時間を割り出すのも大切な作業です。
というのも、明確なゴールの時間を作っておかないとダラダラ過ごしてしまい、結局、何もできなかったということが起こってしまうからです。また、オールといっても最低2、3時間の仮眠を取れるスケジュールを作るようにしてください。テスト中に眠くなることを避けることと、脳に覚えたことを定着させるのに睡眠が必要だからです。

コツ③:テストで出てくる所に絞る

当たり前ですが、テストで確実に出てくるところだけを勉強するようにしましょう。テストで確実なところ以外を勉強してしまうと、学力は上がっても当日の点数は下がってしまう恐れがあります。もちろん時間に余裕があるなら勉強しておくべきですが、時間がないテスト前日に勉強するのは、一旦やめておきましょう。「テストに出る所が、そもそもわからん!」そんな人は、ワークのまとめ問題を中心に勉強すると良いです。ちなみにあすなろでは、テストに出るところに絞った問題集があるので、効率的に勉強することができます。

コツ④:ノートまとめよりもアウトプット優先

頭の中が整理されるからと言って、テスト前日にノートまとめをしてはいけません。そんな時間はありません。学校ワークに取り組んでアウトプットを優先するようにしてください。もちろん、課題でノート提出をしないといけない場合には、まとめる必要があります。テスト前日に行なうのは時間のムダなので、普段からノートをまとめる習慣をつけておきましょう。

コツ⑤:基本問題100%・標準問題60%を目指す

テスト前にオールする場合、ゴールとなる基本問題と標準問題の理解度は、基本問題100%、標準問題60%としましょう。基本問題ができていないと、標準問題の点数が安定せず大きく点数を落としてしまう恐れがあります。まずは基本問題を100%取れるようにして、標準問題の理解度を上げながら60%の理解度を目指しましょう。

コツ⑥:1時間に10分。休憩時間を設ける

テスト勉強をオールでするとしても、50分に1度は休憩を取るようにしましょう。人間の集中力には限界がありますし、適度な休憩は不可欠です。1時間に1度10分程度の休憩で目をつぶるのと、ずっと集中し続けて勉強するのでは、理解度にも違いが出てきます。脳を活性化させ、勉強の効率を上げてくれるので休憩を取り入れることを心がけてください。

コツ⑦:エネルギー補給をする

オールするならエネルギー補給するのも大切です。
脳はエネルギーを一番使う体の器官であり、エネルギー不足に陥ると徐々に勉強効率が落ちていきます。50分ごとに飴を舐めるなど、ちょっとしたエネルギー補給だけでも勉強の効率はかなり変わるでしょう。
ただ注意しなければならないのは、炭水化物を取りすぎると血糖値もあがってしまい、眠くなる原因にもなることです。取りすぎには気をつけましょう。

コツ⑧:少なくとも2〜3時間の睡眠は取る

オール時の鉄則になりますが、少なくとも2〜3時間の睡眠は取るようにしてください。
どれだけ完徹をしようとも、テストの時間に眠くなって解答できなければオールの意味がなくなります
例えば、朝起きて学校に行き、帰ってからぶっ通しで勉強するとなると、テスト当日も連続で起きているわけですから、30時間以上連続で起き続けなければなりませんよね。これでは集中力が切れてしまい、まともに解答できません。
オールの際にも、最低2、3時間は睡眠を取るようにして、学校のテスト時に眠くならないようにしましょう。

オールで勉強する時の教科別テクニック

ここまで解説してきたのは、あくまでテスト勉強をオールするための基本的なテクニックやコツです。
ここからはテスト勉強で徹夜する際に5教科でどのような勉強をするべきかを解説します。

具体的な内容は以下の通りです。

  • 国語:漢字練習と本文問題を優先する
  • 英語:本文に全力投球
  • 数学:基礎計算・基礎問題は確実に取れるようにする
  • 理科:暗記に集中
  • 社会:とにかく暗記・暗記・暗記

国語:漢字練習と本文問題を優先する

国語の勉強を一夜漬けでするなら、漢字練習と本文問題を優先しましょう。
国語の定期テストは現代文と漢字といったような構成になっているので、漢字練習と本文問題に集中しましょう。
より具体的に、国語をどのように勉強していくかは以下の通りです。

漢字の出題率はおよそ20%

国語の定期テストで漢字の出題率はおよそ20%あります。
仮に漢字を何も勉強せずにテストに向かってしまうと、20%をそのまま失ってしまいます。
もちろん漢字の勉強だけに絞ってしまうと20点しか取得できませんが、漢字問題は覚えれば確実に点が取れる問題なので、必ず最初に勉強してください。

本文問題はおよそ80%

本文問題はおよそ80%を占めているので、かならず時間を取って対策しましょう。
ただ、本文の勉強といっても難しいので、以下の内容にしたがって勉強するといいでしょう。

  • 国語の学校ワークを完了させる
  • 授業用ノートを見ながら教科書に内容を書き込む

このように本文問題は理解力が試されるので授業を理解することが一番です。どうしても時間が確保できない場合は、学校のワークだけでも終わらせましょう。

英語:本文に全力投球

英語の勉強を一夜漬けするなら、本文に全力投球するようにしてください。
やりがちなのが英単語を必死で覚えること。もちろん、英単語は必要ですが覚えただけでは得点力につながりません。限られた時間で英語の点数を上げるなら、本文の勉強をしながら英単語を覚えていきましょう。

具体的な勉強として次の通り。

  • 文法問題は学校ワークで押さえる
  • 残りの時間は本文和訳と本文英訳をしよう

それぞれ解説します。

文法問題は学校ワークでおさえる

文法問題は学校ワークでおさえるのが一番カンタンです。本文を読み込み、同時に使われている文法を一緒に確認しましょう。この時点ではチェックしておくだけで十分です。
使われている文法をおさえたら、本文和訳と本文英訳に移っていきましょう。

残りの時間は本文和訳と本文英訳をしよう

  • 本文和訳で英単語と文法をどのように訳すかを覚える
  • 本文英訳を本文和訳した隣のページに書き込む
  • 本文英訳を採点する
  • 間違えた問題を解けるまで繰り返す

このように本文の和訳と英訳を交互に繰り返して勉強するだけでも、5〜6割の理解度に到達するはずです。
この勉強だけでも、英語のテストの点数も平均点以上が狙えます。

数学:基礎計算・基礎問題を確実に取れるようにする

5教科の中で、一夜漬けで点数を伸ばすのが難しいのが数学です。
数学は暗記よりも理解が重要になっているので、まずは基礎計算や基本問題を100%取れるようにするのが前提になります。前日に難しい問題にチャレンジしても、誰かのサポート無しで理解を深めるのは時間がかかります。学校のワークを使用して、基礎問題を徹底的に解き直しましょう。100%正答できるまで何度も繰り返し解きましょう。基礎問題の出題率はおよそ40〜60%なので、基礎問題ができるようになれば平均点は取れるはずです。

また、基礎問題のなかには数学の用語暗記も含まれます。こういった暗記問題は確実に解答できるようにしておきましょう。
応用問題に関しては、時間がある時や基礎問題が100%できるようになってから取り組みましょう。数学で100点を取るよりも、理科や社会などの暗記科目で100点を取る方がカンタンだからです。

理科:暗記に集中

テスト勉強の一夜漬けで理科を勉強する場合は、まずは暗記問題だけ取り組むようにしてください。
生物や化学に関しては、暗記問題が中心です。それに対し、物理は計算問題がメイン。しかし計算問題がメインだとしても、公式を理解していないと計算問題にも取り組めません。
まずは基本的な公式や語句を覚えることに集中しましょう。
具体的な勉強方法としては

  • 学校ワークを3周して覚えきれていない問題を徹底して覚える
  • 問題集で何度も繰り返し演習する

このようにアウトプットに重きを置いて、何度も繰り返し重要語句を覚えましょう。

また物理の計算問題に関しては、基礎問題を徹底して解きましょう。数学同様、前日に応用問題にもがいても時間がかかるだけです。基礎問題を確実に取れるように対策しましょう。

社会:とにかく暗記・暗記・暗記

最後は社会ですが、一夜漬けの王様といっても過言ではありません。
社会は基本的にインプット(暗記)だけをしておけば問題はなく、アウトプットで学校ワークを何度も繰り返し解くことで80点も狙えます。
もちろん一夜漬けを推奨することはありませんが、明日のテストに向けて勉強しなければならない中では真っ先に勉強しましょう。

【重要】オールでテスト勉強してはダメな理由

あくまで「オールでテスト勉強するなら?」という観点でお伝えしてきましたが、基本的には、オールはダメです。
その具体的な理由は次の通りです。

ダメな理由①:ケアレスミスが出る
ダメな理由②:集中力を維持できない
ダメな理由③:応用力がつかない
ダメな理由④:身体に悪影響がある

それぞれ解説します。

ダメな理由①:ケアレスミスが出る

テスト勉強でのオールが一番悪い理由は、テスト時にケアレスミスが出ることです。
本当はわかっているのに出てこない…、本当は理解できているのにうっかりミスで失点。そんな経験はありませんか?せっかく頑張って勉強したのに得点につながらないって、本当にもったいないですよね。
やればできるわけですから、テスト勉強は計画的に進めていきましょう。

ダメな理由②:集中力を維持できない

人の集中力には限界があります。
オールをすると、いつもと同じように理解するのに倍の集中力を要してしまいます。こうなると問題を1つ解くのに疲れてしまい集中力が持ちません。ダメな理由①のケアレスミスにつながったり、解ける問題に着手できなかったりします。点数が上がらない大きな理由の1つになっているかもしれませんよ。

ダメな理由③:応用力がつかない

応用問題は高校受験にも出題される重要な問題です。定期テストで一夜漬けばかりしていると、基礎学力が身につかないだけでなく、応用問題の対応力が一切つきません。目先の定期テストは結果を出すことができても、実力が求められる高校受験では結果を出すことはできません。「受験はまだまだ先のこと」と思わず、日頃から予習復習や計画的に勉強する習慣を身につけておきましょう。

身体に悪影響がある

人は基本的に昼間活動するようにできているので、深夜に勉強するとなると体内時計が狂ってしまったり、体調の不調があったりなど悪影響があります。体の不調はそのままテスト当日にも影響がでます。試験中に最大パフォーマンスを出せなかった意味ありません。
オールするよりも計画を立てて、テスト前日には6時間の睡眠時間が取れるようにしておきましょう。

テスト勉強をオールでしないため

テスト勉強でオールをしないために、次のことを徹底しましょう。

  • 毎日の予習復習の習慣をつける
  • テスト勉強は1ヶ月前からスタートする
  • テストが終わったら、すぐに次のテストの準備をする

それぞれ確認していきましょう。

毎日の予習復習の習慣をつける

定期テストで問われる問題は、学校の授業で習った内容です。つまり、学校の授業さえ理解できていれば高得点が取れます。テスト勉強をオールしないといけないのは、テスト直前にまとめて勉強しようとするからです。これでは、テストの度にツライ勉強をしないといけませんよね。結果が出ていないなら、なおさら勉強が嫌になるはずです。
長くてツライ勉強よりも、短い時間でカンタンに結果が出たらいいと思いませんか?
それが、毎日の予習復習です。部活で忙しくて毎日勉強なんてできない!と思っている人がほとんどですが、予習復習は、やり方さえ工夫すれば1日10分から15分程度でOK。もし、そのやり方が知りたいということであれば、いつでもあすなろまで相談くださいね。

テスト勉強は1ヶ月前からスタートする

テスト勉強は、1ヶ月前からスタートする意識を持つといいでしょう。
テスト「週間」は1週間前からスタートしますが、ほとんどの場合、1週間前からスタートしても十分に準備できず、テスト前日にオールしている人が多いです。今の時点で勉強が間に合っていないのであれば、まず2週間前からスタートしましょう。それでも間に合わないなら3週間・4週間と伸ばしていきましょう。こうすれば、テスト前日にも余裕を持って勉強に取り組めるようになります。

テストが終わったら、すぐに次のテストの準備をする

テストで失敗しないようにするためには、次のテスト準備を心がけることが重要です。
ほとんどのお子さんはテストが終わった瞬間に気を緩めてしまいがちですが、定期テストの間隔は思った以上に短いです。
テストが終わったら、次のテストに向けて学習計画を立てて勉強しましょう。学校から年間スケジュールが配られているはずです。次のテストがいつなのか、しっかりおえておきましょう。

テスト勉強はオールするな!

明日テストでヤバい!という人は、とにかく前半の8選を実践してみてください!頑張ることも大事ですが、2,3時間の睡眠時間は確保しましょうね。頑張ってください!!!
そして、テストが終わったら、後半の内容を絶対に読んでくださいね。
テストの度にオールを繰り返しているようだと、どんどん成績は悪化していきます。

定期テストで結果を出すことも大切ですが、実力をつけて自分の行きたい高校に進学できるようにするにも、日頃からの予習復習や計画的なテスト勉強を心がけましょうね。

お子さんの勉強でお困りのお母さんへ

  • ゲームやYouTubeばっかりで全然勉強しない
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