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【高校受験】偏差値60以上の学校に合格するための勉強法とは

この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者


「偏差値60以上の高校に合格するには、どんな勉強が必要なの?」
「今から偏差値60以上になるには、どれくらい勉強したらいいの?」
「偏差値を上がるための受験テクニックとかはないの?」

このようなお悩みを抱えていませんか?

偏差値60というと、平均点よりもやや上に位置する偏差値帯です。偏差値60以上取れていると、進学できる高校の幅が広がるので、多くのお子さんが目指しているのではないでしょうか。

そこで、偏差値60以上の高校に合格するには、どれくらいの時間を勉強しどのような勉強をしたらよいのか詳しく解説します。

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偏差値60以上の高校に合格するのに必要な勉強時間

偏差値60以上の高校に合格するために、どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

  • 中学1・2年生の受験勉強時間
  • 中学3年生の受験勉強時間

この2つに分けて偏差値60以上の高校に合格するために必要な勉強時間を割り出します。

中学1・2年生の勉強時間

偏差値60以上の高校を目指すのであれば、毎日2時間ほどの勉強が必要です。
偏差値60は、平均以上かつ上位16%程度には入っていないと維持できないからです。

偏差値65以上を目指すなら、上位7%程度に入っている必要があります。

落としてはいけない問題をミスしてしまうと、すぐに偏差値が下降する可能性があります。この時期は、基礎力を身につけることに意識して勉強しましょう。中学1・2年生の時に偏差値が高くやる気も自信もあった子が、偏差値が下がった途端に勉強しなくなるといった現象も起きやすい時期ですので注意しましょう。

中学3年生の受験勉強時間

中学3年生になったら、平日は3時間、休日には6時間程度の勉強が必要です。

偏差値60以上を維持するのはカンタンではありません。維持しつづけるためには努力が必要で、保護者の方のサポートは不可欠です。

偏差値60以上の高校を目指すなら、中学2年生の春休みから受験勉強を始めましょう。
偏差値65以上の高校を目指しているなら、かなりの努力が必要です。そこで、中学2年生の春休みから受験本番の冬までの勉強時間を、時期毎に説明します。

春休みの勉強時間

部活と並行しながら1日4時間勉強しましょう。春休みの過ごし方によって、今後の成績は大きく変わります。
中学1・2年生の総復習を徹底的に行ない、基礎力を身につけましょう。公立入試の6割は中学1・2年生の範囲から出題されると言われ、また中学3年生で学ぶ内容はこれまでの応用になります。中学3年生の定期テストで好成績を取るにも、この春休みが勝負です。

夏休みまでの勉強時間

夏休みまでの期間は、平日3時間程度、休日は4時間程度の勉強時間を確保しましょう。
この時期はとにかく学校の成績を上げることに集中。学校の授業の予習復習を習慣化させ、定期テストで全教科80点以上を目指しましょう。このタイミングで内申点を上げることが重要です。

夏の受験勉強時間

夏休みに入れば部活動もなくなるため、勉強時間は毎日6時間以上を目安にしてください。偏差値65以上を目指すならより勉強時間を確保しなければなりません。
これまでの総復習と並行して応用問題に取り組むようにしましょう。

秋・冬の受験勉強時間

平日は毎日4時間程度、休日・長期休みには8時間程度を確保しながら勉強を進めます。
この時期からは受験標準問題の苦手分野と一部応用問題、また定期テストで満点を目指す勉強をしていきます。

中学3年生は体育祭や文化祭などで主役になる場合も多いため、イベント時には休日にまとまった勉強時間を取る工夫も必要です。
冬休みが終わる頃には標準問題は8割方解けるようになっていて、応用問題も一部解けるようになっているでしょう。

偏差値60以上の高校を目指す勉強法

偏差値60以上の高校を目指すなら次のポイントを意識しましょう。

  • 平日3時間・休日は毎日6時間の勉強時間を確保する
  • 中1・2年の復習は夏休みまでに完璧にする
  • 定期テストは400点以上を取得する
  • 夏休みからは標準問題に取り組む
  • 応用問題の得点率を50%以上にする

それぞれ解説します。

平日3時間・休日は毎日6時間の勉強時間を確保する

偏差値60以上の高校を目指すには、勉強時間を確保することが大切です。
平日3時間・休日は毎日6時間勉強する時間を確保しましょう。

部活動などで十分な時間を確保できない時は、休日に補填するなど工夫が必要です。
春から夏休みまではあくまで努力目標なので、勉強時間に到達できなかったとしても問題はありません。
しかし、中3夏休み以降は部活動がなくなるので、この目標を達成できるように意識してください。

中1・2年の復習は夏休みまでに完璧にする

中1・2年生の復習は春休みまでに完璧にすることが重要です。
偏差値60以上を目指すには、夏休みから標準問題に取り組む必要があるからです。夏休み以降に本格的に受験勉強を始動するためにも、夏休みまでに総復習を終わらせておきましょう。

定期テストは400点以上を取得する

偏差値60以上の高校を目指すなら、定期テストは400点以上を取れるように勉強しましょう。偏差値60付近の高校であれば、内申点が良ければ推薦も狙えます。また1教科あたり80点以上取れるようであれば基礎は身についている証拠。失点した問題を中心に対策していけば応用力も身につき、受験にも役立ちます。

夏休みからは標準問題に取り組む

夏休みからは標準問題に取り組めるようにしましょう。
標準問題とは中学1〜3年生の知識が横断的に求められる問題で、数学を例にすると一次関数と回転体、体積を求める問題などが典型例です。
複合的に知識が求められる問題は頭の使い方を訓練する必要もあるので、何度も繰り返し解いて訓練しましょう。

応用問題の得点率を50%以上にする

標準問題の得点率が8〜9割得点できるようになったら、応用問題にチャレンジしましょう。
目標値は得点率50%で、半分程度が得点できるとワンランク上の高校に合格できます。
とくに数学の応用問題が得点できると偏差値アップのベースになるので、時間を使って取り組んでください。

偏差値60以上の高校を目指すお子さんに対して保護者の方ができること

偏差値60以上を目指すお子さんは、受験時に大きなストレスを抱えてしまうことも多いです。
そんな時に、保護者の方のサポートは不可欠です。
どんなサポートをしてあげればよいか、一例をご紹介すると…

  • 受験前には安心させることを優先する
  • 不安から手が動かないことがないかに注意する
  • 休日の設定や気分転換を手伝う

それぞれ解説します。

受験前には安心させることを優先する

「落ちてしまったら…」「ケアレスミスをしてしまったらどうしよう…」など、受験当日が近づくにつれ多くの不安を抱えます。このような不安を抱えてしまうと、パフォーマンスが下がってしまい、いつも通りの力が発揮できない恐れもあります。
そのため、勇気が出る言葉をかけ、お子さんが安心できるように促してあげてください。

不安から勉強の手が止まっていないか注意する

不安から勉強が進まないというお子さんもたくさんいます。
そんな時は、基礎的な計算問題をしてみたり、英単語の暗記を最初の10分にしてみたりなど、軽い勉強からスタートすると不安も徐々になくなります。

お子さんが手を動かしやすいルーティンを一緒に考えてあげることも、保護者の方ができるサポートです。

休憩時間を設けたり気分転換に付き合う

受験期は毎日勉強をしつづけるお子さんが多く、息抜きをせずに頑張りすぎてしまうこともあるでしょう。
あまりにも勉強をし続けるとモチベーションはともかく体調不良につながってしまいます。
たとえば、1週間に1回は必ず5時間休憩を取ったり、好きなことをする時間を作ってあげたりすると効果的です。
もちろん、休ませすぎると成績が下がってしまうことになるので、バランス良く休日や休憩を設けてあげてください。

偏差値60以上の高校を目指す受験勉強まとめ

今回の記事では偏差値60以上の高校を目指す勉強についてまとめてきました。

  • 必要な勉強時間
  • 必要な勉強方法
  • 必要な保護者のサポート

大きく3つに分けて解説しましたが、とくに保護者の方のサポートに不安がある方もいらっしゃいます。
中学3年生の間だけでも塾や家庭教師の先生に依頼してみることをおすすめします。

ただ、ワンランク上の偏差値を目指すには、オーダーメイドの授業が必要になる可能性が高いので、家庭教師の先生が向いているといえます。そんな時は、ぜひ一度あすなろまでお気軽にご相談くださいね。

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この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者

私自身、不登校になった期間があります。でも、あるキッカケのおかげで立ち直ることができ、学校に通うことができました。勉強にも苦労しました。とても厳しい部活で成績が悪いと練習に参加できないため、家に帰ってから必死に勉強しました。でも、疲れていて集中できない。勉強のやり方もわからない。気持ちばかりが空回り…。そんな状態を救ってくれたのが友達のお父さんでした。時間や勉強の仕方を少し工夫するだけで成績は伸ばせることを教えてくれました。ちょっとしたキッカケや工夫で状況は大きく変えられることを、自分の経験を活かして、一人でも多くのお子さんに伝えていきたいと思います。

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