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高校受験本番まで後3ヶ月!お子さんが実践すべき3つのポイント

この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者

冬の訪れを感じるこの時期、いよいよ受験シーズンが本格化してきました。受験を迎えるお子さんは、不安や焦りを感じているかもしれません。

この記事では、お母さんたちに「これだけはお子さんに伝えてあげて!」という気持ちを込めて、勉強、健康、そして心の3つの側面から、お子さんを最適な状態へと導くための具体的なヒントを、分かりやすく紹介していきます。

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1.勉強(学習面)

一生懸命に勉強しようとするあまり、お子さんが無意識に陥ってしまいがちな間違った勉強のやり方。時間だけを費やしてしまい実は効果的な学習ができていない場合があります。前向きな気持ちで取り組む勉強も、やり方次第で結果が変わることがあります。そこで、このセクションでは、まずはおすすめできない勉強のやり方について紹介し、その後に効率の良い5つの勉強法をお伝えします。

おすすめできないNG勉強

おすすめできない勉強のやり方

どんな勉強方法が間違っているのでしょうか。以下でいくつか具体的に説明していきます。
「うちの子やってるかも…」と感じたらお子さんの勉強法を正しいやり方に軌道修正してあげてください。

長時間の連続勉強と夜型の生活スタイル

長時間の連続勉強と夜型の生活スタイル

お子さんが机に向かって何時間も休憩なしで勉強をしている姿、また夜遅くまでの学習を続ける姿を見ると、その頑張る気持ちが伝わってきます。しかし、人の脳は長時間の集中が難しく、効果的な学習が難しくなります。

受験本番は日中です。そのため、夜型の生活スタイルは体のリズムを乱す原因となり、本番の日の最高のパフォーマンスが出にくくなりますので、少なくとも試験の1ヶ月ほど前からは、入試当日を意識したタイムスケジュールでの生活を心掛け、朝型の生活スタイルに切り替えることをおすすめします。

難問に挑戦

難問に挑戦

友人との勉強の進捗を比べると、どうしても「他の子たちと差をつけたい」という気持ちが生まれてきます。特に、他の人たちが難問に取り組んでいることを知ると、自分も同じ問題にチャレンジしたくなるものです。しかし、これが逆に学習の足を引っ張る原因になることもあります。
更に難問に挑戦したことに満足していると次のようなことも起こります。

「つもり」学習

「つもり」学習

難問に挑戦することは、自信を持つ上での大きなステップとなります。しかし、その達成感に満足してしまい、「勉強したつもり」になるのは大変危険です。特に、試験では基本的な問題が多く出題されることが多いので、基本的な部分の理解が不十分だと大きな得点を逃すことになります。

「勉強したつもり」「覚えたつもり」「わかったつもり」を防ぐためにアウトプットを忘れずに行いましょう。お子さんが「後でお友達に教えてあげる」意識を持つと勉強の効果が上がると言われています。

効率の良い5つの勉強法

効率の良い5つの勉強法

ここまではお子さんがもし実施していたらおすすめできない勉強のやり方に紹介してきました。では、具体的にどういった勉強法であれば効果的なのでしょうか。これから5つの効率の良い勉強法を紹介しますので、ぜひ参考にしてお子さんの学習のサポートに役立ててください。

集中できる環境づくり

集中できる環境づくり

学習の質を高めるためには、お子さんが集中できる環境を整えることが不可欠です。特に家の中では、兄弟の声や家族の日常の騒音、テレビの音など、さまざまな要因が学習の妨げとなることがあります。
しかし、完璧過ぎる静寂な環境では、本番の試験会場での大勢の人々の気配や微小な音に対して過敏になる場合もあります。そのため、ある程度の背景音を許容しつつ、お子さんが心地よく集中できる環境を見つけましょう。

また、長時間の学習には、快適な椅子や適切な照明、机の高さなどの物理的な環境も必要です。お子さんの学習意欲を最大限に引き出すためにも、家族全員で協力して最適な学習環境を整えてみましょう。

学習計画

学習計画

お子さんが受験勉強を始めた時期や得意・苦手な科目によって、必要な勉強時間や内容は異なります。しかし、確実なのは受験日が待っていること。この受験日を目標に、1日にどの科目にどれぐらいの時間を割くかを明確に計画することで、効果的な学習を進めることができます。
「勉強しているのに時間が足りない!」という事態を避けるためにも、しっかりとした計画を立てましょう。

ただし、計画通りに進むことはありませんので勉強の進み具合などによって柔軟に変えていくことをおすすめします。

苦手克服

苦手克服

苦手な部分を克服するのが次のステップです。
お子さんが直面する学問の壁を乗り越えることで、学習のモチベーションや自信がアップするでしょう。これまでの試験結果や過去問の成績をもとに、苦手分野をリストアップして、間違えた原因をしっかりと分析し、自分の苦手をピンポイントで対策しましょう。

暗記

暗記は、問われた際に正確に回答することで確実に得点が取れるため、得点源と言えます。例えば、英単語や熟語、歴史の年号や出来事、科学の公式や用語など、これらは問題文を読んだだけで正解を導き出せることが多いです。

暗記は、長時間で一気に暗記するのではなく、日常のスキマ時間を活用して少しずつ、コツコツと取り組むことおすすめします。

例えば、学校から家までの通学路や待ち時間などを使って、暗記カードやスマートフォンのアプリを利用して反復学習をすると効果的です。繰り返し行うことで、情報は長期記憶に移行しやすくなります。

暗記

長期記憶とは

学んだことを長い間覚えている状態のことを指します。
短期間での学習内容よりも、反復練習や理解を深めることで、この長期記憶に移行し時間が経っても忘れにくくなります。

しかし、暗記だけに頼った学習方法に適していない試験もあります。一門一答形式の問題ではなく論述式の解答や、理解を要する数学の問題などでは、暗記だけでは十分な得点を取るのは難しい場合があります。

基礎となる暗記は必須ですが記述式にも対応できるように知識を活用した答えを出せるような応用力も必要になります。

過去問の活用

過去問の活用

過去の試験問題を解くことは、試験の傾向を掴むだけでなく、お子さんの現在の学習レベルや苦手な部分を明確にする上で非常に効果的です。
過去問題集や模擬試験を使い、定期的にお子さん自身の実力をチェックしてみましょう。これによって、何が得意で何が苦手なのか、ということが具体的に見えてきます。

問題を解いて終わりではありません。これでは「つもり」学習になってしまいますので、採点をし、間違えた問題の見直しは必須です。


2.健康

健康

受験生の健康管理は、頭脳戦である受験を乗り越えるための体力戦とも言えます。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動がその三本柱です。ですが、健康のキーポイントはそれだけではありません。食事内容だけでなく、食事時間も非常に重要です。試験の時間帯に合わせて生活リズムを整え、食事時間もその流れに合わせることで、お子さんの体を受験本番モードにスムーズに切り替えていきましょう。
日常の中で受験の生活リズムを作ることは、意外と見過ごされがちなポイントですが、これが受験当日のパフォーマンスに直結します。

3.心(気持ち)

心(気持ち)

受験は、お子さんにとって大きなプレッシャーとなるものです。そのため、心の安定が求められます。精神的なプレッシャーの中、ポジティブな気持ちを保ちつつ、適切にストレスを発散させる方法を見つけることが大切です。ここでのキーワードは「ふだんどおり」。受験という特別な期間でも、お子さんが日常の中で「いつも通り」の行動を取ることで、心の安定を保つ手助けになります。

また、今の時代、スマホやゲームは避けられない存在です。それらを完全に禁止するのではなく、親子でルールを決めて、気分転換として上手に活用することも一つの方法です。

たとえば、一定の学習時間が終わった後の短い休憩時間に、好きなゲームをする、またはスマホでリラックスする時間を設けるなど。それだけでなく、スマホやゲーム以外の気分転換の方法も一緒に考えるとよいでしょう。例えば、短い散歩、音楽を聴く、絵を描くなど、多様な方法を取り入れて、お子さんの心のバランスを保つサポートをしていきましょう。

まとめ

お子さんが3ヶ月後に「この3ヶ月でこんなにも頑張れた!」と自信を持って振り返ることができるよう、お母さんとして最善の助言とサポートを持続的に行っていきましょう。受験という特別な時期を、お子さんと共に最高の形で迎えるための3ヶ月にしてください。

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この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者

私自身、不登校になった期間があります。でも、あるキッカケのおかげで立ち直ることができ、学校に通うことができました。勉強にも苦労しました。とても厳しい部活で成績が悪いと練習に参加できないため、家に帰ってから必死に勉強しました。でも、疲れていて集中できない。勉強のやり方もわからない。気持ちばかりが空回り…。そんな状態を救ってくれたのが友達のお父さんでした。時間や勉強の仕方を少し工夫するだけで成績は伸ばせることを教えてくれました。ちょっとしたキッカケや工夫で状況は大きく変えられることを、自分の経験を活かして、一人でも多くのお子さんに伝えていきたいと思います。

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