学校説明会から文化祭まで!高校受験校選びに役立つ学校見学のポイント
いよいよ志望校を決定する時期が近づいてきましたが、保護者の皆さまはお子さんと学校見学をしましたか?
学校見学はネットやパンフレットだけではわからない高校の魅力や特徴を知る貴重な機会です。
学校の雰囲気や先生、在校生とコミュニケーションを通じて、お子さんが学ぶ環境や学校の教育方針を実感できます。
また、高校見学はお子さんの受験に対するモチベーションを高める効果もあります。
この記事では、学校見学の種類や準備のポイント、そして見学時のマナーについて解説します。学校見学について初心者の方でも理解しやすいように、具体的な例や補足説明を交えてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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学校見学って、どうやったらできるの?
学校見学は、オープンキャンパスや文化祭など、さまざまな形式で行われています。
これらのイベントを通じて、学校の教育理念やカリキュラム、部活動や課外活動、先生や在校生の様子を直接目で見て、耳で聞いて感じることができます。
主な学校見学の種類としては、以下のようなものがあります。
学校説明会
学校説明会は学校側の発信の場になりますので、学校の教育方針やカリキュラム、入試などの情報が詳しく説明されるため、学校の特長や取り組みを知ることができます。
見るべき・確認すべきポイント
- 学校の教育理念や教育方針:
学校の教育に対するアプローチや理念を理解し、自身やお子さんの価値観に合っているか確認してみましょう。 - カリキュラムや授業内容:
学校が提供する科目やコース、進学指導などについて詳細な説明があります。お子さんの進路や興味に合った学校を選ぶ際に重要な情報です。 - 学校の施設や設備:
校舎や図書館、体育館などの学校の施設や設備について説明があります。学習環境や生活環境を把握することができます。 - 学校の活動や行事:
文化祭や体育祭など、学校のイベントや行事について紹介されることがあります。学校の活気や生徒たちの活動に触れることができます。
学校説明会では参加者からの質問も歓迎されています。自分やお子さんに気になる点や疑問があれば積極的に質問してみましょう。
オープンスクール
オープンスクールは学校の日常を体験できる貴重な機会です。
学校の雰囲気や授業の雰囲気、部活動などを直接見学や体験でき、在校生や先生との交流ができます。
見るべき・確認すべきポイント
- 授業の様子:
各教科の授業や特別な授業などさまざまな授業を体験できます。先生の授業スタイルや生徒の学びの姿勢を観察することで、学校の教育の質や雰囲気を感じることができます。 - 部活動の見学:
部活動は学校生活の重要な要素であり、お子さんが興味を持っている部活動を見学することで部活動の雰囲気や活動内容を知ることができます。部活動の指導者や部員とも交流できることがあります。 - 先生や在校生との交流:
先生や在校生と直接交流する機会があります。質問や相談に応じてくれるので、学校についてのさまざまな疑問を解消することができます。
在校生との交流を通じて学校の雰囲気や生徒たちの学びの姿勢を知ることができます。先生と直接話すことで学校の雰囲気を感じ取れるでしょう。 - 学校施設の見学:
校舎や図書館、体育館などの学校施設を見学することができます。学校の設備や学習環境を実際に確認することで、学校生活の充実度や学習環境を把握することができます。
文化祭
生徒たちが自主的に企画・運営するイベントで、作品展示や発表を通じて学校の活気や生徒の創造力や主体性を感じることができます。
また学校側がどれだけ生徒たちの成長をサポートし、生徒のチャレンジを支援しているか、ということが感じ取れる機会です。
見るべき・確認すべきポイント
- 作品展示:
学校のクリエイティブな面を知ることができます。学校が教育活動に創造的な取り組みをしている、など把握できます。 - パフォーマンス・発表:
ダンスや音楽、演劇などのパフォーマンスを通じて、生徒たちの才能や表現力を評価できます。 - 生徒同士の交流:
生徒同士の交流や連携の姿勢を見ることで、学校内のコミュニケーションや協力関係を把握できます。 - 地域との交流:
地域住民や保護者の参加から、学校と地域との関わりや協力関係を確認できます。
どうしても学校見学に行けない場合は…
学校や先生、生徒の雰囲気を体験できる学校見学に行ける場合は参加することをおすすめしますが、学校見学にどうしても行くことができない方にも学校を知る機会がありますので、紹介いたします。ぜひ活用してみてください。
合同説明会
複数の学校が一堂に会して自校の特長や魅力を説明するイベントです。
これは一般的に大きな会場で行われ、各学校が自分たちのブースを設置して参加者に対して学校の情報を提供します。
合同説明会は個別の学校説明会とは異なり、複数の学校を比較検討することができるメリットがあります。
- 複数の学校を一度に知ることができる:
合同説明会は複数の学校が参加するため、一度に多くの学校の説明を受けることができます。
異なる学校の特長やカリキュラム、進路実績などを直接聞くことで、受験校を比較検討する際に非常に役立ちます。 - 学校の情報が集約されている:
会場内には各学校のブースが並び、パンフレットや資料などの情報が集約されています。
興味のある学校のブースを自由に回ることができるため、自分やお子さんの希望条件に合った学校を効率的に探すことができます。 - 学校の代表者と直接話す機会:
学校の代表者や教職員と直接コミュニケーションを取ることができます。
質問や疑問を解消するために、積極的に学校の担当者に声をかけることが重要です。
オンライン説明会
オンラインで学校の情報を収集できる手段です。
実際に行われる学校説明会をオンラインでライブ中継する場合やアーカイブとして記録されたものを視聴する場合も。
どちらも申込が必要となる場合が多いので、学校のHPをチェックして申し込みをしてみましょう。
学校見学する前に準備すべきこと
学校見学にはいくつかの前準備が必要です。具体的には以下のようなポイントがあります
見学する学校をどうやって決めればいい?
どの学校を見学するかを選ぶ際には、お子さんの希望や進路目標、学校の特色を考慮しましょう。
学校の公式ホームページや学校案内をチェックし、興味を持った学校をリストアップします。
学校のカリキュラムや教育方針、進路実績を調べることで、お子さんの将来に合った学校を見つけることができます。先輩の体験談を聞くことも参考になります。
気になる学校がリストアップできたら学校見学日程を確認し、スケジュールを立てる準備をしましょう。
スケジュール調整にはインターネットを活用して新しい情報を入手しておきましょう。
学校検索サイトや各高校の公式ホームページ、教育委員会や私学協会のホームページなどにも情報が掲載されています。
また事前に予約が必要な場合もあります。特にオープンスクールや学校説明会など多くの参加者が想定される場合には、事前に申し込みをすることが要求されることがあります。
予約方法や締め切りについても学校の公式情報をしっかり確認し、必要な手続きを行いましょう。
日程・持ち物・服装チェック
学校見学に向けて日程と交通手段、持ち物、服装のチェックを行いましょう。以下のポイントを確認して、スムーズな見学体験をしましょう。
日程の確認
訪問したい学校の見学日程を確認しましょう。公式ホームページや学校案内に掲載された日程を確認することで予定を調整できます。
また予約が必要な場合は申し込み締切日も確認しましょう。
交通手段
自宅から学校見学会場への交通手段は実際に通学する場合を想定して、公共交通機関を利用し通学路と同じ経路を使って移動すると良いでしょう。
このようにすることで日常的な移動時間や通学にかかる負担を実感することができます。
持ち物の準備
見学中にメモを取るためのメモ帳やノート、筆記用具を持参しましょう。
スマートフォンやカメラを持っていくことで印象的な場面を記録することができます。
その他、必要な個人用品や飲み物なども忘れずに持っていきましょう。
学校見学時にはパンフレットや資料などが多く配布されることがあります。そのためクリアファイルが難なく入る程度の大きさのバッグを持参すると便利です。
バッグの中で資料を整理しやすく手軽に持ち運べるでしょう。
私立高校の場合
『個人説明会』が行われる場合には通知表のコピーや各資格(英検や数検)の合格証など必要な場合がありますので、事前にチェックしておきましょう。
服装の選定
学校見学における服装については一般的にはカジュアルな服装でも問題ありませんが、以下を参考に適切な服装を選びましょう。
お子さんの服装
お子さんは中学校の制服で参加すれば大丈夫です。ただし中学校が指定している正しい着こなしを心掛けましょう。
もし制服が指定されていない場合は私服でも問題ありませんが、最低限の身だしなみや清潔感を保つことを意識しましょう。
服装の選定に迷った場合は学校の公式ホームページや案内に掲載されている服装指針を確認することもおすすめです。それに基づいて服装を選ぶことで、適切な印象を持って見学に臨むことができます。
保護者の服装
公立高校の場合:
公立学校の説明会や見学会においては特に気を使いすぎる必要はありません。
幅広い服装が許容されており、スーツからカジュアルな服装までさまざまなスタイルが見受けられます。
ただしお子さんが制服を着ることが多いため、違和感のない服装を選ぶことが大切です。
例えば普段の授業参観の時に着るような服装が適しています。
私立高校の場合:
私立高校では『個人説明会』や面接が行われるところもあります。『個人説明会』が合否に影響を与えることもありますので、スーツやフォーマルな服装がふさわしいとされています。
学校見学の際には学校内を移動することが多いです。階段の上り下りが多い場合もあるため足元の選択に気をつけましょう。
特にヒールの高い靴や履き慣れていない靴は長時間歩く際に足が疲れてしまうことがあります。履き慣れたかかとの低い靴を選ぶことで、快適に移動できるでしょう。
質問事項をまとめる
学校見学では個別の相談会や質問時間を設けてくれる場合もあります。
事前に質問事項をまとめておくことで見学中に漏れがなく、自分やお子さんの進路選択に役立つ情報を収集できます。
学校に対する興味や熱意を示すだけでなく、ホームページやパンフレットに掲載されていること以外のことを知れる良い機会です。この機会に質問を準備しておくと良いでしょう。
例えば…
「昨年は小論文がありましたが、今年も小論文ですか?」
過去の試験形式や内容の変化を把握し、受験の準備を効果的に進めるために重要な情報を得るのに役立ちます。
もしこの質問に対して肯定的な回答がある場合、小論文の準備を強化することができます。
「他校にない学校の特色や強みは何ですか?」
学校のカリキュラムや活動に関する独自性やユニークな側面を知るのに役立ちます。
あなたやお子さんがどのような特性を大切にしているかを示すために、特色に関する質問を盛り込むことが重要です。
「新しく部を立ち上げることはできますか?」
新しいことをやりたいというお子さんの熱意や主体性を発揮できるチャンスです。
「学校外のイベントや活動に参加する機会はありますか?」
学校外での学習や社会貢献活動に参加できるチャンスを確認するのに役立ちます。
自分やお子さんが学びを広げ、社会貢献する意欲をアピールすることができます。
見学の注意点(マナー)
学校見学時はマナーを意識することが重要です。直接合否に影響を及ぼすわけではありませんが、悪い印象が残ることで影響がないとは言い切れません。
ここでは最低限気を付けるべきマナーについて紹介します。これらのマナーは学校見学に限らず社会全般でも重要な要素です。
欠席の際は連絡を入れる
体調不良や怪我、学校行事などで欠席せざるを得ない場合は事前に連絡を入れましょう。
学校側は予約を受けている人数分の席や資料を用意しているため、無断欠席は迷惑となります。
直接入試に影響があるわけではないですが、不安を招く可能性があります。
時間を守る
見学の日時や集合時間には遅れずに到着しましょう。約束した時間に遅れることは他の参加者や学校の担当者に迷惑をかけることになります。
万が一、遅れる場合は事前に連絡することが大切です。急な遅れやトラブルがある場合でも早めに学校に連絡し、状況を伝えましょう。
説明の際は話を聞く
学校側からの説明中は私語を慎み、きちんと話を聞くよう心がけましょう。
スマートフォンを触っている様子も目立ちます。受験生だけでなく保護者がスマートフォンを触っている様子も好印象ではありません。
撮影や録音を行う場合は事前に許可を得ることが重要です。
展示物に触れない
学校には表彰状やトロフィー、生徒の制作物が展示されることがありますが、無断で触れないよう心掛けましょう。
学校見学時のチェックポイント
学校見学を行う際、注目すべきポイントがいくつかあります。
これらのポイントに注意を払いながら見学を進めることで、より深い理解が得られるでしょう。
注目すべき具体的ポイント
学校見学の際、以下の具体的なポイントに注目してみましょう。
これらのポイントは学校の特徴や質を理解する上で重要な要素です。
高校の雰囲気と先生、生徒の印象
教師や生徒の振る舞いや態度に注目し、学校の雰囲気を感じ取りましょう。先生と生徒のコミュニケーションが取れているかどうかも確認すべきです。
先生が生徒たちに対して積極的に声をかけているか、生徒たちが自由に質問できる雰囲気があるかを観察します。
生徒同士の交流も見て、友好的な関係が築かれているかどうかを確認することも大切です。
教室の状態も重要です。教室内が清潔に保たれているかどうか、整理整頓が行き届いているかなど見学しないと分からない要素に注意を払いましょう。
これによってその高校の日常的な学校生活が明らかになります。
授業中の環境は将来自分が高校で学ぶ際に重要な要素です。自分が頑張って学ぼうとしても周囲の生徒たちの意欲が低いと自身のモチベーションも低下してしまいます。
自分が学習しやすい雰囲気が保たれているかどうかは重要なチェックポイントです。
教育理念・教育方針・カリキュラム
学校の教育方針や取り組み提供されるカリキュラムを詳しく知ることで学びの質を理解できます。
今後お子さんがどの分野の大学を目指すかにも関わってきます。
部活動・課外活動
どのような部活動が存在するのか、その高校見学の際に確認しておくことが大切です。
実際に部活動を体験できる場合もあるので、気になる部活動があれば積極的に参加してみるのもおすすめです。
部活動を選ぶ際には自分の価値観や活動スタンスと合致するかどうかも重要です。
部活動ごとにアプローチが異なるため『楽しさを重視する』『成果にこだわる』といった方針をチェックしておきましょう。
学校設備・施設
教室だけでなく体育館や講堂、図書館、トイレなどの施設も注目し、その状態や使い勝手、お掃除が行き届いているかなども確かめてみてください。
さらにバリアフリー化の進捗状況や体が不自由な生徒のための便利なアクセスが提供されているかどうかも確認すべき点です。
移動教室までのアクセスがスムーズであるか、配慮がなされているかなども重要な視点です。
通学の利便性・環境
学校への通学方法や所要時間、交通アクセスの利便性を考慮しましょう。
また学校周辺の雰囲気が心配な場合、遅い時間に帰宅する際に安全性が気になることもあります。
学校が周辺地域とどのような関わり方をしているか、なども確認しておいても良いかもしれません。
受験指導方法
学校が大学受験にどのように指導を行っているかを確認しましょう。
進学実績は学校のホームページや学校説明会で確認できますが、実績以外の細かい指導内容など気になる点を見極めましょう。
特別授業であったり志望校別の指導、定期的な試験への参加など学校独自の指導などがありますので、サポート体制やカリキュラムが適切かをチェックしましょう。
学校見学したら、お子さんと話し合いを
親子で見学の感想を共有しましょう。見学した学校の雰囲気や特徴、自分が印象に残ったポイントなどを話し合うことで理想の学校像を明確にすることができます。
見学したことで気になった点などは書き出して整理し、不安なところや知りたいことは明確にしておいたほうが良いでしょう。
いくつか見学した学校の情報をもとに受験校を決め、勉強の計画を立てていきましょう。受験の傾向や必要な情報は目標に向かうための材料になります。
【学校見学チェックシート↓】を利用して、話し合いに役立ててください。
さいごに
学校見学はお子さんの進路選択において重要なステップです。学校見学を行う前には事前準備をしっかりと行い、受験校選びや今後の学習計画に活かしましょう。
志望校についてまだ十分な話し合いが進んでいない保護者の方も、まず学校見学を通じてお子さんをサポートすることを検討してみるのも一つのアプローチです。
高校受験は一大イベントですので、親子でとことん話し合っていきましょう!
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