【高校受験面接対策】ついやってしまうNG行動を防ぐ方法
「受験の面接ってマナーにうるさいって聞くけど」
「失敗したらどうしよう」
「これだけはダメな行動って?」
こんなことでお悩みではありませんか?
なんとしても受験を勝ち抜きたい!そう思って毎日、ツライ勉強を頑張っているのに、面接などテスト以外のことで失点してしまったら…。
受験が近づくにつれ、受験生のお子さんも親御さんも、様々なことが心配になってくるもの。
特に中学生の場合は面接を初めて受けるという子も多く、礼儀作法などで失敗してしまったら悔やんでも悔やみきれません。
高校受験の面接でNGになってしまう行動は主に6つ。これらの行動を取ってしまうと、一発で評価がゼロ点になってしまう可能性も…。
そんなことは絶対に防ぎたいですよね。
そこで今日は、高校受験面接のNG行動と、失敗をどう防いでいくのかについて詳しく解説します。
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高校受験の面接のNG行動!
高校受験の面接でNGな行動とはどのようなものがあるのでしょうか?
具体的なNG行動をお伝えすると次の通りです。
1. 身だしなみが乱れている
2. 受験会場でだらしない格好をしてしまう
3. 基本的なマナーが守られていない
4. 受験中に私語をしてしまう
5. 頭が真っ白になって何も話せない
6. 小さな声で話してしまう
それぞれ解説します。
高校受験面接のNG行動①身だしなみが乱れている
高校受験の面接でNGな行動集の一つ目は、身だしなみが乱れていることです。
身だしなみが乱れてしまっていると、それだけで面接官からは「だらしない生徒だな」と評価されてしまいます。
面接の評価項目に身だしなみの項目は含まれていないほうが多いはずですが、面接官の心証が悪くなれば、その他の評価点でマイナスにされてしまう可能性もあります。
たとえば、身だしなみの良いAさんと、身だしなみが悪いBさんが同じ内容を面接で伝えたとすると、面接官はどちらを学校に入学させたいかな?とシンプルに考えてみると分かると思います。
このように、身だしなみ1つで面接の合否が変わってしまうこともあるので、十分注意して対策を取るようにしてください。
高校受験面接のNG行動②受験会場でだらしない格好をしてしまう
身だしなみは自分自身の服装ですが、受験会場でだらしない格好をしてしまうのも注意しましょう。
というのも、高校受験の面接では面接会場だけを見られているのではなく、待合の教室での態度も見られていると考えたほうがいいからです。
これもシンプルにイメージしてみるとすぐわかりますが、先ほどのAさんとBさんのように比較してみましょう。
● Aさん:待合教室でも面接会場でもきちんとした姿勢で座っている
● Bさん:待合教室でだらしなく座っていたり、私語をしていたりしてるが、面接会場ではきちんとしている
実際にあなたが面接官だとしたら、どちらの受験生を合格させたいと思うでしょうか?
こういったちょっとした違いが高校受験での面接に大きな違いを生んでしまうので、日頃から姿勢やTPOをわきまえた行動ができるようになっておきましょう。
高校受験面接のNG行動③基本的なマナーが守られていない
先ほどTPOをわきまえた行動をしておくようにという話をしました。
TPOとは、時間・場所・機会を指す言葉で、プライベートと公の場所での立ち振舞いを考えるときによく使われます。
例えば、ご家庭で大きな声で話すのはいいことですが、大勢の人がいる前で好きなことを好きなだけ大きな声で話していたらどうでしょう?
俗にいう「空気の読めない人」扱いされてしまうことは簡単にイメージできますね。
このように日本社会だけでなく、海外でもTPOをわきまえているかどうかは面接時に重要な評価となるため、マナーに自信がない受験生は、改めて先生や親御さんに第三者の視点から良くない点をあげてもらうようにしてください。
高校受験面接のNG行動④受験中に私語をしてしまう
先ほど私語の話がありましたが、受験会場で私語をしてしまうのは絶対に避けましょう。
というのも、私語は静かな部屋では響きやすく、目を付けられやすいからです。
もちろん場合によっては私語が必要なこともあるので、そういった場合には手を上げて先生に許可をもらってから話し始めるようにしましょう。
待合室で友達と話すといったことは言語道断なので、十分に注意してください。
高校受験面接のNG行動⑤頭が真っ白になって何も話せない
さて実際の面接会場に入って面接がスタートしたときのNG行動は、頭が真っ白になって何も話せないことです。
というのも、面接は人柄を、会話を通じて話してお互い知る場所なのに、何も話せなくなってしまえば得点をゼロにするほかなくなってしまうからです。
もちろん、頭が真っ白にならないように訓練をしておくべきですが、例年、何人かの受験生は準備をしてこなかったばかりに何も話せなくなることがあります。
面接練習はやればやるほど慣れて良い返答ができるようになるので、間違ってもぶっつけ本番では臨まないようにしておきましょう。
高校受験面接のNG行動⑥小さな声で話してしまう
最後のNG行動は、相手に聞こえるか聞こえないかの小さな声で話してしまうことです。
面接会場は試験官との距離が離れていて、先生に話しかける声よりもハッキリしていないと聞き取ってもらえません。
ですから、通常よりも1.2倍程度の大きさで、声が届くように質問に答えていきましょう。
声の力は意外と重要で、自信の現れとして評価され、プラスに働くこともあります。
小さな声しか出せなくても、練習をすればきちんと届く声は出るようになるので、面接前には繰り返し面接するようにしていきましょう。
高校受験の面接でNG行動をとらない方法とは?
ここまで、高校受験の面接でNG行動になるものをお伝えしてきましたが、ここからはNG行動を取らないための方法をお伝えしていきます。
具体的には次の通りです。
● 社会人としての立ち振舞いを覚える
● 親御さん・先生と一緒に面接練習をする
● 自信を持ってきちんと質問に答える
それぞれ解説していきます。
NG行動を取らないための方法①社会人としての立ち振舞いを覚える
面接でNG行動を取らないためには、社会人としての立ち振舞いを覚えるのが最適です。
社会人とは働きに出ている人たちを指し、身なりが整っていてマナーも違和感がない状態を指しています。
中学校を卒業すれば義務教育ではなくなるため、高校からは社会人の立ち振舞いが求められるようになることを意識してください。
例えば、社会人はズボンから地肌が見えないように長めの靴下を履いているのを知っているでしょうか?
このように細かすぎると思われるかもしれませんが、社会人のマナーには1つずつ意味があるものなので、きちんと押さえておくようにしましょう。
NG行動を取らないための方②親御さん・先生と一緒に面接練習をする
また面接でNG行動をついやってしまったということにならないように、親御さんや先生と一緒に練習をするようにしましょう。
もちろん、回答について暗記する場合は一人で行っても大丈夫です。
ただ、面接のときの些細な行動をチェックしてもらうためには第三者の視点が必要です。
ですから、客観的な目で見てくれる方の代表として、親御さんや先生に面接練習を依頼してみるといいでしょう。
NG行動を取らないための方法③自信を持ってきちんと質問に答える
最後は多少間違った回答であっても自信を持ってきちんと質問に答えることです。
先ほどもお伝えしたように、自信のある言葉はそれだけで力を持つようになるので、面接でもプラスに働きます。
自信を持って答えるためには練習がどうしても必要で、人前で話したことのない受験生は何度も繰り返し、面接練習をしてください。
ときには同級生にお願いして雰囲気を変えてみると、いい練習になります。
当日は顔も知らない面接官と話すことになるので、多くの人と話す練習をすることがとても効果的です。
高校受験の面接でNGと思われがちだけど、実はOKな行動
高校受験の面接でNGと思われがちですが、行ってもいい行動は次の通りです。
● 質問に対して聞き返す
● 自分自身の短所を端的にいう
● 言葉遣いを少し間違えてしまう
面接といっても完璧を目指す必要はなく、コミュニケーションの多少のズレは仕方ないと考えておきましょう。
間違ったら「間違えました。すみません」と明るく言えばすむことで、神経質になる必要はありません。
以下に説明するのは、そういった例です。
実はOKな行動①質問に対して聞き返す
NG行動と思われがちだけど、大丈夫な行動の一つ目は、質問に対して聞き返すことです。
面接会場の緊張に飲まれて、質問を聞き逃してしまうことはよくあります。
そして、その質問がわからなければ聞き返すことは、社会人でもよくあります。
わからなければ「もう一度質問を聞かせてください」と丁寧に聞き返せば大丈夫です。
もちろん何度も聞き返すのはマナー違反になってしまうので、最高二回までにとどめておきましょう。
実はOKな行動②自分自身の短所を端的にいう
また長所と短所を面接で聞かれることも多いです。
なぜなら自分の短所をきちんと言える子は、それを自覚し反省しながら生活していることになるので、伸びしろがあると判断できるからです。
逆に短所が言えなければ、その人はそれ以上伸びないと判断できます。これは大人になっても変わらない基準です。
さらに短所の言い方を工夫すれば加点も狙えるので、自分の長所と短所の言い方を練習しておきましょう。
実はOKな行動③言葉遣いを少し間違えてしまう
敬語の使い方や言い間違えも、人とのコミュニケーションではよくあることです。
多少の言い間違えであれば、面接官の方も多めにみてくれるので焦らなくて大丈夫です。
もちろん何度も繰り返し言い間違えをすれば心証を悪くしますが、面接時間中に2?3回のミスは誰にでもあることです。
先ほども書きましたが、間違ったら「間違えました。すみません」と明るく言えばすくことで、「しまった…」と口ごもってしまう方が心象は悪いので慌てないようにしましょう。
高校受験の面接によくある質問と回答例
最後の項目では高校受験の面接によくある質問と回答例をお伝えしていきます。
具体的な内容は次の通りです。
● 志望動機を教えてください
● 気になったニュースについて教えてください
● 自己PRを1分でしてください
それぞれ解説します。
高校受験面接よくある質問と回答例①志望動機を教えてください
高校受験の面接によくある質問の一つ目は、『志望動機を教えてください』です。
この回答に関しては、あなたが思っていることをベースにして、学校の数値データを組み込んで伝えられると高得点を獲得できるできます。
例えば、進学に力を入れている進学校の面接では、次のように答えます。
「私が貴校を志望した理由は、大学に進学できる可能性が高いと思ったからです。その理由は、〇〇%も国立大学に進学している実績があるからです。この数値は他の高校と比べてもかなり高いと思ったので志望しました」
このように伝えると、説得力があり伝わりやすく高得点につながります。
もちろん、この後には志望動機に対して深掘りされるため、動機についても練習しておきましょう。
高校受験面接よくある質問と回答例②気になったニュースについて教えてください
また『気になったニュースについて教えてください』という質問があります。
この質問に対しては、最近の気になるニュースを取り上げれば済む話ではありますが、政治の話よりも経済の話を取り上げたほうがふさわしいです。
。
例えば次のように回答をすると好印象を与えられます。
「最近はインフラが凄いというニュースが気になっています。お母さんも野菜の値段が10%も上がったといっていて、家計への負担が大きくなっているんだなと実感しています。私はまだ学生なので実感できていませんが、品数が1つ減っているので食卓が寂しく感じます」
もちろん嘘の情報を伝えてはだめなので、必ずニュースで取り上げられたことを伝えましょう。
高校受験面接よくある質問と回答例③自己PRを1分でしてください
最後によくある質問として『1分間の自己PR』というものがあります。
人が1分間に読み上げられるスピードは原稿用紙1枚分でしかないため、文字数にすると400文字が限度です。
とは言え緊張状態でもゆっくり話せるように、8割の320文字程度に押さえた原稿を用意し練習するとよいでしょう。
すると、ちょうど1分以内に収まるスピーチができるようになります。
高校受験の面接でNG行動を取らないために意識すること
初めて受ける面接にドキドキしてしまうと思いますが、面接はリラックスして笑顔で対応できるよう心がけましょう。
要は、「元気」「やる気」「明るさ」「前向きさ」などの印象をもってもらえれば大丈夫なので、間違っても、聞き取れなくても、面接官の言葉の意味が分からなくても、「間違えました」「聞き取れなかったのですが…」「言葉の意味が分からないのですが」と素直に対応すればよいだけです。
それよりも緊張しすぎて、答えられないことの方が心象を悪くします。
何度も練習を繰り返し、面接という場に慣れておき、お子さんの魅力が面接官に届くようリラックスして望んでください。
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