不登校の中学生が夢を見つける方法14選と親がしてあげられること
将来の夢や夢の目標を持つことは、お子さんが健やかに成長するために非常に重要です。
でも「やりたいことってないんだよね」「まだ将来のことなんか分からないよ」とお子さんに言われてしまい、「やっぱり不登校だと夢が持てないのかな…」とちょっとショックを受けたお母さんも多いのではないでしょうか?
ですが、不登校の中学生でも、自分にとっての夢や目標を見つけることは、もちろん可能です!
夢を見つけることは難しいのか、その為には今何をすべきなのか一緒に考えていきましょう。
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不登校の中学生には将来の夢が見えにくい?
不登校と言う状況にある中学生は、将来の夢より『現実問題として、今どうするか?』の方に思いがいきがちで、その先のことなど考えが回らないかもしれません。
ですが、『今抱えている問題』や『進学先の選択』を考える場合でも、夢があればその先を想像しやすくなります。
夢を持つためには、自己認識と自分の興味あることを見つけることがスタート地点です。将来の自分をよく洞察し、何に興味や情熱を持っているのかを知ることができると、夢の発見につながります。
また、そのように過ごしていくと、新たな趣味や特技を育てる機会も得られるかもしれません。
そして、好きなこと、やりたいことを見つけたら、それを追求するための計画を立てていけばよいのです。
夢って、なにを想像すればいいの?
夢は、将来の自分の理想的な姿や達成したいことを表す言葉です。
「夢って職業?」「自分が将来つきたい仕事のこと?」と感じている中学生は多いと思います。
夢には職業に関連している場合もありますが、自分自身が達成したいと思う目標や志向も含まれます。
夢とは、あなたがどの方向に行きたいかを示す指針です。抽象的すぎてわからないと思う人は、まず、自分の好きなことや、やってみたいことを見つけるようにしましょう。
不登校の中学生が夢を見つける方法14選!
ここからは、夢を見つける具体的な方法を紹介していきます。あまり難しく考えず、『自分探し』をするつもりで挑んでいきましょう。
夢を見つけるための、自分への問いかけ
自分の夢を見つけるために、以下の質問があなた自身の興味を探る手助けをします。
- 自分は何に興味があるのか?
- どんな活動をしている時が楽しいか?
- どんな趣味に熱中しているのが一番楽しいか?
- 何かについて学びたいと思うか?
- もっと知りたいと思うことは何か?
- 周囲の人々や模範となる存在、影響を受けた人はいるか?
これらの質問に答えて、自分の夢や目標を見つけるステップを踏んでいきましょう。質問に答えながら、自分で思いついたことはメモを取っていくと、思わぬ発見がある場合もあります。
不登校の中学生が夢を見つける方法14選!
夢と言うと具体的でなくて想像しにくい人もいると思うので、まずは、やりたいことや好きなことを見つけていきましょう。
以下のステップを試していくと、いずれ自分のやりたいことが見つかっていきはずです。
夢へのステップ1:興味があることを探す
さまざまな活動や趣味を試して、何に興味があるのか見つけます。
夢へのステップ2:自分の強みを知る
自分が得意とすることや特技を認識し、それを活かす方法を考えます
夢へのステップ3:周りの人に相談する
信頼できる友人家族に、あなたの興味や夢について話してみましょう。
夢へのステップ4:新しい経験を積む
新しいことに挑戦し、新しい経験を積んでいくことが重要です。例えば、料理、写真、楽器演奏、スポーツ、アート、読書など、さまざまな趣味があります。ぜひ挑戦してみましょう。新しい経験から自分の好みや興味を発見できるかもしれません。
夢へのステップ5:目標を設定する
自分の夢や目標を設定しましょう。これにより、何を追求したいのかが明確になり、行動計画を立てやすくなります。
夢へのステップ6:過去の経験を振り返る
過去に楽しんだことや充実感を感じた経験を振り返りましょう。その中に自分のやりたいことが隠されている可能性が高いです。
夢へのステップ7:興味のある分野を探求してみる
特定の分野に興味がある場合、その分野に関する書籍やオンラインコースを探求してみましょう。知識を深めていくと、その分野がもっと面白くなっていきます。
夢へのステップ8:親しい人からの意見を聞く
友人や家族から、あなたの強みや得意なことについて、客観的な意見を聞いてみましょう。他人の視点から自分を見直すと、自分では意外に思うことが得意な場合があります。
夢へのステップ9:先生やカウンセラーと話す
学校の先生やカウンセラーに夢探しを手伝ってもらいましょう。「自分の価値観や目標を明確にし、進むべき道を見つけたい」と相談を持ち掛ければ、喜んで手伝ってくれます。
夢へのステップ10:自己探求と自己分析
自分自身と向き合い、自己分析を行ってみましょう。自分の強み、弱み、価値観、目標を冷静に考えていくと、今何をすればいいのかが見えてくるかもしれません。
夢へのステップ11:他人と交流の機会を持つ
新しい友人と知り合うことで、新しいアイデアや視点を得ることがあります。新しいコミュニティに参加してみましょう。
夢へのステップ12:楽しみながら探索する
最も重要なことは、好きなことや、やりたいことの探索を楽しむことです。楽しみながら探していけば、やめようと思うことがありません。
夢へのステップ13:柔軟性を持つ
初めてのことや未知の領域に挑戦する場合は、柔軟性を持ちましょう。自分の思い通りにいかないこともありますが、「これも楽しいかも」と、柔軟に対応していくと、新たな可能性が開いていきます。
夢へのステップ14:自己評価を高めていく
好きなこと探しをしている自分の進歩を評価し、達成感を感じながら進めましょう。
自分の成長を見守りつつ、自己評価と自己肯定感を高めていくことが重要です。
好きなことや、やりたいことを見つけるプロセスは時間がかかることもありますが、焦らないようにしましょう。真剣に自分自身と向き合う時間を作っていけば、充実感や満足感を得て、成長していけます。
自分の好奇心や情熱に従い、新たな興味や、やりたいことを見つける旅に出るような感覚を持って気楽に進めましょう。
中学生の進路先
中学生が進路を選ぶ際には、いくつかの選択肢があります。主な進路先とその特徴を簡単に解説します。
全日制高校
特徴
通常の高校で、週5制の授業が行われる。
メリット
多彩なカリキュラムで、友だちと親交できます。高校卒業資格が取得可能。
育成されること
定期的なテストと定期的な学習スケジュールで幅広い範囲を学べます。
定時制高校
特徴
柔軟な学習スケジュールで、主に夜間や週末に授業を行います。
メリット
働きながら学ぶことができます。高校卒業資格が取得可能。
デメリット
カリキュラムが短縮される場合があります。
通信制高校
特徴
オンラインまたは通信教育形式で授業を受けます。
メリット
柔軟なスケジュールで場所に関係なく学習が可能。また人と交流せずに済みます。
デメリット
対面しないで学ぶため、強い意志と自己管理能力が必要になります。社会的な交流経験には限界があります。
高等専門学校
特徴
現実的な専門職業訓練を受けることができます。
メリット
専門知識と技術を取得することができるので、就職に有利です。
デメリット
大学と比較すると、一般教養には限界があります。
専修学校
特徴
特定の職業訓練を受けることができます。
メリット
高い職業スキルを習得することができるので、卒業後すぐに職に就けます。
デメリット
一般教養を学ぶ時間が制限されることがあります。
フリースクール
特徴
従来の学校教育とは異なり、自由な教育スタイルで学べます。
メリット
個別指導を受けることが可能で、自己表現することができます。
デメリット
スクールによっては、学位取得が難しい場合があります。
職業能力開発校
特徴
職業訓練を受けることができ、技術や資格を取得することが可能です。
メリット
職業訓練と資格取得で、すぐに職に就けます。
デメリット
一般教養を学ぶ時間が制限される場合があります。
就職
特徴
高校卒業後、すぐに社会へ出てキャリアを積めます。
メリット
実務経験を積むことができ、収入を得ることができます。
デメリット
就職先には限界があり、キャリアとしての将来は望めません。
進学先を選択する際には、自分自身の興味、目標、および学習スタイルに合わせて検討することが重要になります。
夢や好きなことがあるなら選択する進学先は、夢と連動している学校がいいとは思いますが、受験までに見つからない可能性もあります。
その場合は進学先で好きなこと探しが楽しめるよう、自分にあった場所を選びましょう。
不登校の中学生が夢を見つけるために、親がしてあげられること
不登校の中学生が夢を見つけようとしている時、親御さんはどのような対応で応援してあげればいいのでしょうか?
夢を応援するために、親御さんができることを紹介しておきます。
コミュニケーションを取る
子どもとしっかりとコミュニケーションを取り、子どもの興味や夢について一緒に考え、サポートする姿勢を示します。
子どもの意見を肯定する
子どもが新しいことに挑戦する際には、「ええ、そんなこと?」など、否定的な意見は言わず、肯定するようにしましょう。
資料や資金の提供
必要であれば、子どもの夢や興味に関連することの書籍やアクティビティを提供してあげましょう。また、経済的な応援が必要な場合もあります。
子どもの成長を尊重する
子どもの夢や目標は成長段階に応じて変化することがあります。「〇〇って言ってたじゃない」などと言わず、お子さんの変化に親御さんも合わせてあげましょう。
干渉し過ぎない
思春期の中学生は親の干渉を嫌います。見守りは大切ですが、口を出し過ぎないようにしましょう。
親御さんはお子さんの大切なパートナーです。決して否定するようなことは言わず、お子さんと一緒に、自分も好きなことを探すつもりで対応していくと、親子で楽しみが増えていくと思います。
不登校だからこそ、夢の追及に時間をかけて挑んでいこう!
中学生できちんと自分の将来やの好きなことを見つけている子は、ほとんどいないと言っても過言ではありません。不登校だからこそ、夢を探す時間はたっぷりあるので、時間をかけて自分の好きなこと、やりたいこと、興味あることを見つけていきましょう。
夢を見つける、追求するためには、自己認識、興味の発見、肯定感、そして正しいサポートが必要です。
親御さんは子どもの夢を応援し、可能性を広げるパートナーとして大切な存在です。お子さんを応援しながら、一緒に成長していくようにしましょう。
まずはいろんなことに挑戦し、新しい世界を広げていくと、その過程の中で好きなことや、やりたいことが見つかるかも知れません。
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