【発達障害支援】発達凸凹を育むトレーニング方法
発達障害の診断が出ると、「今まで子どもに対して感じていた違和感の正体はコレだったんだ…」とホッとするお母さんは少なくありません。
そして気持ちが落ち着けば、「さてこの先、どうしてあげればいいのかな?」と、本格的に発達の凸凹と向き合うことになります。
今日は発達障害の子の苦手な部分を、遊びながら鍛えていける方法をお伝えします。
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発達凸凹が苦手なもの
発達障害や自閉症スペクトラム症などでよくいわれている3つの特徴があります。
・想像力の障害
・コミュニケーションの障害
・社会性の障害
この3つを鍛えるには、どうしてあげたらいいのでしょうか?
一番初めに知っていただきたいことは、この3つは連動して起こる現象だということ。想像力が欠如しているからコミュニケーションが苦手になり、その結果、社会性がとぼしくなりがちなのです。
ですから、これらは連動させながらトレーニングする必要があります。
子どもは遊びを進化させる
小さな子どもが遊びを進化、発展させていくには、以下のような段階をふんでいく必要があります。
第一段階
周りに友だちが大勢いても、ただブラブラしている
第二段階
周りの子が楽しそうに遊んでいるのを観察する
第三段階
やっと遊びだすが、自分ひとりで遊ぶ
第四段階
友だちの近くで、友だちと同じような遊びをする。しかし友だちと交流はしない
第五段階
友だちとおもちゃを交換したりする
第六段階
一緒に砂山を作るなど、友だちと目的意識を持って遊ぶようになる
…お母さんも、お子さんがよちよち歩きだった頃を思い出していただけるとおわかりになるかと思います。このように、遊びを発展させていくには段階があり、それらはすべて連動しているのです。
『ごっご遊び』は発達凸凹を鍛える最強のトレーニング
『ごっご遊び』と聞くと「そんなことで?」と思われるかもしれません。でも『ごっご遊び』しながら鍛えられる能力はたくさんあります。
例えば、ご家族の方が生徒役で、子どもが先生役の《授業ごっご》をする、と想像してみてください。
お子さんもご家族の方も、何も考えず、ただ成りきろうとすればいいだけです。
「先生、わかりませーん!」
「じゃ宿題にします」
「えー、もう一度、説明してよ」
「仕方ないなぁ、つまり…」
こんな感じです。これはやってみるとわかるのですが、先生役をやれば、先生の苦労や努力など、さまざまなことを体験することができます。
その結果、先生の身になって想像することができるようになるのです。相手の立場にたって考えることができれば、コミュニケーションも徐々にとれるようになります。少しずつコミュニケーション能力が上がれば、社会性も生まれてくるようになるのです。
遊びの中に隠されている、子どもの気持ち
これは余談になりますが、『ごっご遊び』をしているお子さんが発する言葉の中には、「言われたら傷つく言葉」があります。
「こんなこともわからないの?」
「それじゃ全然ダメだよ」
もしお子さんが「怒ったような強い口調で言う」なら、それは「いつもこう言われて傷ついている」ことの裏返しです。ですので、もしご家族の方にその言葉に覚えがあれば、それは『使うと子どもが傷つくNGワード』として封印してください。
このように『ごっご遊び』の効果は計り知れません。ご家族全員で《お母さんごっご》《お父さんごっこ》など、思いつく『ごっこ遊び』をやってみてください。思いもよらぬ収穫がたくさんあるはずです。
発達凸凹は、発達障害の子の個性
発達障害は発達しないわけではありません。
「発達が周りの子と比べて遅い」「発達が独特」このような見方から発達障害という診断が出たりします。
でも「今はまだ周りと比べて遅い」だけですし、「発達の仕方が個性的」なだけです。もちろんご家族の方がお子さんを心配するあまりに「どうしたらいいの?」と焦ってしまう気持ちは、よくわかります。
ですので、どんな状況であっても、落ち着いてよくお子さんを観察してあげてください。すると「どうしてあげたらいいのかな?」「どうすればうちの子にできるかな?」のヒントが見えてくるものです。
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