時期によって変わる、発達障害の診断の伝え方
お子さんがまだ幼い頃に発達障害の診断を受け、療育や支援を続けている場合、本人への告知問題が発生します。
発達障害は本人に告知する必要があるのか、いつどのように告知するのが望ましいのか、とても悩んでしまいますよね。
今回は発達障害の診断を本人に伝えるタイミングや方法について紹介します。
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時期によって変わる、発達障害の診断の伝え方
1. 学童期に伝える場合
小学校入学前後から、子どもは「自分と他人を比べる力」がついてきます。
発達障害をもつ子ども自身が「自分は他の子となにか違うな」と感じたり、周りの子どもたちに「○○さんってちょっと変わっているね」と言われたりすることが出てくるかもしれません。また、通級支援などの特別なサポートを受ける場合、「どうして自分だけみんなと違うんだろう?」と感じることもあるでしょう。
このようなとき、「あなたはこんな苦手なところがあるからサポートしてもらっているんだよ」と伝えると、子ども自身も安心します。必ずしも診断名を伝える必要はなく、本人の不安感を減らすことを目的としてください。
そのため、「ここがだめだから気をつけて」「そんなとき普通はこうするのよ」とネガティブな印象を与えることは避けましょう。「苦手なところも、見方を変えれば長所になる」「あなたには、こんないいところがある」と明るいイメージで伝えるようにしてくださいね。
2.思春期に伝える場合
思春期前後は、周りの子どもたちとの発達差が大きくなり、困りごとが増えてくる時期でもあります。友人関係や勉強につまずき、自尊心が低下しがちになるこのタイミングで、告知を検討する保護者も多いです。
保護者と一対一で伝えてもいいですが、医者や普段サポートしてくれている人などと一緒に話をすることで、より冷静に受け止めることができる場合もあります。
この時期になると、子ども自身がインターネットや本などで発達障害について調べている可能性もあります。発達障害に対してネガティブな印象を抱いていることもあるので注意してください。
3.青年期に伝える場合
子どもの中には発達障害の程度が軽く、特別な支援を受けないまま青年期に差し掛かる子もいます。青年期は将来について考える時期であり、進学や就職に向けて自分の適性を知りたいと思っているはずです。
発達障害は得意不得意がはっきりとしていることが多いため、この段階で告知を行うこともあります。自分の特性をよく理解し、適性に合った進路や職業を選択できるように応援してあげましょう。
発達障害の診断の伝え方は、ポジティブなイメージを!
どんな時期に伝えようと、発達障害に対するネガティブなイメージだけでなくポジティブなイメージを伝えることが大切です。発達障害の子は日常生活の中で困りごとが多いため、自尊心が低くなりがち。でも特性をうまく活かして伸ばすことができれば、他の子にはないパワーを発揮することができます。
子ども自身がもつ力を最大限に発揮できるよう、サポートしていきたいですね。
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