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発達障害の子にカウセリングが必要な3つの理由とは?

この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

発達障害の子がカウンセリングを受けることについて、「うちの子にカウンセリングって本当に必要なの?」と疑問に思われる方もいらっしゃいます。しかし、発達障害の子にこそカウンセリングは必要です。

その理由は3つあります。

・ご家族の方の負担を少しでも軽くするため
・子どもの小さな変化も見逃さないようにするため
・親子の時間をつくるため

 
なぜこの3点が大切なのか、詳しくお伝えしたいと思います。

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発達障害の子にカウンセリングが必要な理由

その1 ご家族の方の負担を少しでも軽くする

 
カウンセリングをするのは、実は子どもだけではありません。ご家族の方にも行います。前半はお子さんとのカウンセリング、後半はご家族の方とのカウンセリングという具合です。ご家族の方とのカウンセリングが必要な理由は、

 
・子どもの状況をきちんとご家族の方に伝える
・子どもとご家族の方の考え方に相違がないかの確認をする
・ご家族の方の困り感を聞くことで、少しでも気持ちの負担を軽くする

 
このような理由があるからです。

 
発達障害の子は言葉で伝えるのが苦手です。伝えたいことがうまく伝わらないことは、パニックを起こす原因になってしまうことも。そこでご家族の方とカウンセリングを行い、お子さんの思いや状況を正しく伝えます。

 
また、それぞれの考え方に相違がないかの確認ができるので、その後の親子のコミュニケーションを円滑にする助けにもなります。

 
さらにご家族の方の困り感を聞くのも、カウンセリングの大きな目的です。ご家族の方は、人には理解してもらえない悩みや苦しみを抱えています。そんな悩みや苦しみに寄り添い、ご家族の方の精神的な負担を軽くする目的でもあるのです。

 

その2 小さな変化を見逃さない

発達障害の子は、環境の変化に適応するのが苦手です。周りの人から受け入れてもらえないこともあります。年齢を重ねるたびに困り感も増え、周囲と関わるのがどんどん難しくなり、不登校になってしまう場合もあります。
 
カウンセリングとは、気持ちが落ち込んだ時に行い、回復に向かって働きかけていくのが一般的です。

しかし、発達障害の子のカウンセリングは、少し違います。本人がなにも問題ないと感じている時もカウンセリングを行います。これは、子どもがうまく言葉で表現できない部分を考慮し、状況の変化にすぐに専門家が気づくためです。専門家がすぐに気づくことができれば、ひきこもりや不登校の未然防止になるからです。

 

その3 親子の時間をつくる

 
ご家族の方は、家事や仕事に加えてお子さんの療育など、挙げればきりがないほど忙しくされていると思います。子どもであっても学校生活や宿題、友だちとの付き合いなど、同じように忙しい毎日を過ごしています。

そんな忙しい日々の中でお子さんとのコミュニケーションを大切にしたいと思っていても、なかなか思うように時間がとれない。ちゃんと向き合って話がしたいのに…。親子の時間を作るって、意外と難しいんですよね。

しかしカウンセリングを受けると、行き帰りの時間やカウンセリングルームでの待ち時間が、親子の会話の時間となります。この時間にカウンセリング以外の話もできるので、確実に親子の時間が作れるのです。お子さんにとっても習慣化されていくので、年齢を重ねてもこの時間はご家族の方との対話の時間となり、コミュニケーションを続けることができます。

 

発達障害の子がカウンセリングを受けることは、親子共にメリットがあります!

 
・ご家族の方の負担を軽減できる
・小さな変化に気づくことができる
・親子の時間を作ることができる
 
このようにカウンセリングを受けることは、子どもだけでなく、ご家族の方にとってもメリットがあるんです。

カウンセリングを受けようか迷っている、カウンセリングに少し関心があるという方は、是非カウンセリングを受けてみてください。

専門家との出会いが、お子さんやご家族の方の未来を大きく変えるキッカケになるかもしれません。
 

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この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

体を動かすのが大好き、誰とでも仲良くなれるタイプです。学生時代は陸上部に所属し、負けるのが大嫌い。とにかく強くなりたくて部活が終わった後も自主練!「勉強よりも部活!!」というタイプでした。なので、勉強にはかなり苦労しました…。でも、母が頼んでくれた家庭教師の先生のおかげで、成績を上げることができました。今度は私も同じように勉強で困っているお子さんのために「家庭教師のあすなろ」のスタッフとして、少しでも勉強を好きになってもらえるようなサポートを心がけています。

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