味覚や食感に敏感すぎる!?発達障害の子が偏食な理由と対応のヒント
「うちの子は好き嫌いが多くて、給食を全部食べられなくて…」
こんなお悩みはありませんか?
一昔前と異なり、給食を食べきるまで昼休みに遊ばせない、という時代は変わってきていますが、それでも少しでも食べられるようにと、学校の先生もご家族の方も、食べられないモノを食べさせようとしますよね。
しかしそれは、好き嫌いとはちょっと違うのかもしれません。
発達障害の子は、嫌いだから食べないのではなく、食べられないのです。
これはどういうことでしょうか?
ここでは、発達障害の子の偏食に悩む、学校の先生やご家族の方にぜひ知っていただきたい、発達障害特有の味覚について、詳しくお伝えしたいと思います。
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発達障害の子が偏食な理由
結論から言ってしまうと、発達障害の子が偏食になってしまうのは、唇や舌が他のお子さんより敏感になっているからだと言えます。
発達障害の子は、音に敏感だったり、ニオイに敏感だったりと、五感が優れています。
その中でも偏食が多い子は、唇や舌が特に敏感なので、嫌いとか味がイヤで食べないのではなく、感覚に大きな違和感があり食べられないのです。
好き嫌いと発達障害特有の偏食の見分け方
では、好き嫌いで食べないのか、偏食で食べないのかは、どうしたらわかるのでしょうか?
- 焼き魚は食べられるけど、刺身は食べられない
- ハンバーグは食べられるけど、ハンバーガーは食べられない
- フライドポテトは食べられるけど、コロッケは食べられない
このように、同じ食材なのに料理の仕方が違うと食べられない場合は、偏食の可能性が高いと言えるでしょう。
例えば刺身はぶよぶよとした食感が嫌で食べられないけれど、焼けば問題なく食べることができたり。
ハンバーグは食べられるけど、パンとはさんで水分を吸われてしまうと食べられなかったりと、舌触りが変わることで食べられない場合は、好き嫌いではなく、発達障害による感覚過敏のため食べられない、ということです。
コロッケを食べたお子さんが「口の中にささって痛い」と言っても、ご家族の方が「何を言ってるか、わからない」と思っても、決しておかしくはありません。
それだけ、発達障害の子は味覚に対して敏感に感じることができる特性なんだ、ということなのです。
発達障害の偏食を理解して、気持ちに寄り添ってあげよう
もしご家族の方に好き嫌いがなく、なんでもおいしく食べられるのであれば、発達障害の偏食について、理解することが難しいのは当然です。
でも!もし知らない国に行って「この虫おいしいよ。ごちそうだよ」と差し出されたら、かなりの抵抗感がありますよね。
発達障害の子が感じているのは、そういう気持ちです。しかもそれが、毎日食事のたびに続くとなれば、食べることがトラウマになってしまいます。
「好き嫌い言わない!」などと思わず、少しでも発達障害の偏食を理解してあげ、いろんな料理法を試してみるなど、食べられるものを少しずつ増やしいけるといいですね。
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