発達障害の子が勉強できない本当の理由は、ワーキングメモリが原因?
「さっき言ったこと、まだやってないの?」
「どうして人の話をちゃんと聞けないの!?」
「また忘れ物?昨日ちゃんと確認しなさいって言ったでしょ!」
お子さんに対して、こんなことをよく言っていませんか?
思春期のお子さんにはいろいろ理由があると思いますが、その理由のひとつに「ワーキングメモリ」が影響していることが考えられます。
お子さんは決してわざとやっているのでありません。
「ワーキングメモリが低い」子は、聞いた話の情報をうまく処理できないのです。
『勉強が苦手』な子専門で34年の家庭教師あすなろの体験授業を受けてみませんか?
あすなろでは、どこよりもお子さんの気持ちに寄り添い、勉強が苦手な子にとって最高の勉強法を教えています。
まずは、家庭教師のあすなろのホームページをご覧くださいね。
発達障害の子に多い、ワーキングメモリの情報処理能力の低さ
ワーキングメモリとは
ワーキングメモリとは、認知心理学において、記憶を一時的に保持しておき、その情報をうまく処理する能力と言われ、作業記憶、作動記憶とも呼ばれています。
※認知心理学とは…情報処理の観点から、生体の認知活動を研究する心理学
誰かとおしゃべりするとき、日常のさまざまな事を行うときにも、ひんぱんに使われます。
例えば、帰宅したお子さんに
「今日のお弁当おいしかった?お弁当箱はちゃんとキッチンに出してね」と声をかけたとします。
すると「お弁当はおいしかったかの質問に答える」「お弁当箱を出す」という2つの情報を処理しなければなりません。
「今日のおかずはまぁまぁ」と答えつつ、「お弁当箱をカバンから出し、キッチンへもっていく」ということをしなければならない訳です。
でも、ワーキングメモリが低いと、「質問に答える」ことだけがワーキングメモリに入り、「お弁当箱」のことは入らないのです。
決して、お母さんの言うことを聞いていない訳ではありません。
発達障害の子に多い、ワーキングメモリの情報処理能力の低さ
ワーキングメモリの能力は人によってさまざまです。髪や目の色のように、みんな違います。ですから、一人ひとりの個性ではあるのですが、やはり困ることが出てきます。
- 情報を記憶しておくことができず、忘れやすい
- 一度に2つ以上のことをうまくこなせない
- 相手の言うことが全部頭に入らず、誤解されてしまう
勉強なら「ややこしい計算問題」や「文章を理解する」というようなことは苦手です。
会話では、先程のお弁当箱のようなことが起こってしまいます。
お子さんに声をかけたお母さんとしては「お弁当箱を出してって言ったのに!」となってしまうからです。
ですから「あれ?うちの子ワーキングメモリが低いのかしら?」と気づいたら、日常の中で工夫していくことが大切なのです。
発達障害の子のワーキングメモリの負担を減らし、勉強ができない悩みを解消するには?
一番の工夫は、まず
一度にたくさんのことを言わない
こと
会話の中でも「お弁当おいしかった?」「うん、まぁまぁかな」という会話が終わったら「お弁当箱を出してね」と伝えればいいのです。
これを毎日繰り返していると「お弁当箱を出す」という記憶は、日常生活の中で長期記憶として残ります。
ですから、次の工夫は、
繰り返し行う
これにつきます。
なぜなら長期記憶された情報が増えれば、日常の中の困りごとはひとつずつ減っていくからです。
勉強も同じ。
ややこしい計算式にはじめは戸惑っていても、何回も繰り返せば、長期記憶に残ります。そうすればスラスラと解けるようになるので、焦りは禁物。
文章問題であれば、一度に長文を理解できなくても「少しずつ読み進む」「何回も繰り返し読む」ことによって、何が書いてあるのかわかるようになるのです。
そして成長していく中で、お子さんも自分なりに「言われたことはメモに残す」などと工夫していくようになります。
決して叱ったりせず「どうしたらできるか?」というちょっとした工夫を、お子さんと一緒に考えながら実行していく。
そうすれば「勉強ができない」悩みは、少しずつ解消していきます。
「しょっちゅう忘れ物をしてしまう」など、日常生活を送る上での困りごとも、解決するための自分なりの工夫が生まれれば、問題も少しずつなくなるはずです。
発達障害の子の気持ちに寄り添った《きめ細やかな指導》なら、自信がついてグングン成績アップできます
ある一つのことが苦手であるだけで、学校や塾では「まじめに話を聞かない」「怠けている」という見方をされがちです。
これではあまりにお子さんが可哀想です。
勉強のやる気が出ないだけでなく「自分はなんてダメなんだろう」「どうせやっても出来ない」と自信まで失ってしまいます。
家庭教師なら、ご家庭の現状やお子さんの状況を良く伺った上で、その子に合った指導を進めることができます。これは家庭教師の一番の強みです。
その子の特性に合った指導をしてあげることで、驚くほど理解が深まります。そして、やる気を引き出し成績を大きく伸ばせることを、今までの長い実績の中で実感しています。
家庭教師はお母さんの不安を解消し、お子さんが「これならできる!」と思えるピッタリの勉強のやり方を見つけることができます。
発達障害・グレーゾーンのお子さんの勉強のことで、一人で悩んでいませんか?
「なかなか周りの人には相談できない…」「発達障害向けの塾・教材でもうまくいかなかった…」「せめて勉強のことだけは誰かに任せたい…」とお悩みなら、一人で悩まず家庭教師のあすなろにご相談ください。
家庭教師のあすなろは、お子さんのペースや特性に合わせた一人ひとりに寄り添った指導で、これまで1,293人の発達障害のお子さんを成績アップや高校進学に導いています。
▼発達障害・グレーゾーンのお子さんの勉強について詳しく知りたい・まずは相談したいという方はこちらをご覧ください。
『発達障害の子のための家庭教師』
発達障害サポート資料
この資料でわかること
- 発達障害の子を伸ばす教育とは?
- 特性に合わせた具体的な教え方
- よくある困りごとと対応例 など
発達障害の専門家が監修!お子さんをぐーんと伸ばす接し方を徹底解説
この一冊で、特性ごとの勉強の悩みがスッキリ解消!
教え方に困った時にスグに対応できる!