注意欠陥/多動性障害

ADHDの衝動性や暴力をスッキリ解消できた対処法とは?

この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

こんにちは。家庭教師のあすなろの発達障害サポーターの田中です。今日はADHDの生徒さんのお話をします。

中2のトモキくんは
「授業に集中できないので勉強がどんどんわからなくなってる」
「友達への暴力や暴言があるので怪我をさせないか心配…」
「嫌な事があるとパニックになって反抗的な態度を取る」

ということでお兄さん的な家庭教師にお願いしたいと言われ、あすなろで指導をはじめました。

担当の小林先生はストップウォッチを使うなど工夫しながら教えていたのですが、なかなか勉強に集中できないままでいました。

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衝動性や暴力を解消できる対処法を発見できたコツとは?

あるとき数学の数式を解いてもらうときに、

「自由に図や絵を書きながら解いてみて」

と書いてもらったところ、その絵を見て「なるほど、こう理解しているんだ!」とトモキくんに思った以上の能力があることに気づいたのです。

そのやり方で数学の問題は集中して解けるようになりました。そのことが自信となったのか、今まで手を付けようとしなかった宿題にも取り組むようになり、暴力的、反抗的な姿も消えていったのです。

aやb、或いはxやyというような文字に対して抵抗感がある場合には、具体的にイメージしやすいものに変えて式の意味を理解すると良いことも分かりました。ただ、この方法ですと時間がかかってしまうので、慣れてきたら□や△や〇を使ってみるのも良いです。

小林先生は親御さんから本当に感謝されたのですが、「あのとき図や絵で書かせる方法を思いつかなかったら、トモキくんは変わるキッカケをなくしていたかもしれません。自分も勉強になりました!」と逆に感謝したそうです!


ADHDの子のは暴力は、認められることで解消されていきます

自分のことが認めてもらえてないと感じると、自分の存在を認めてほしいと思い、暴力や暴言といった行動を取ることが多くなります。逆に自分のことをちゃんと認めてもらえている、わかってもらえてると感じると、好ましい行動が増え、自然と好ましくない行動が減っていきます。

あすなろではお子さんの良いところを見つけるのはもちろんですが、お子さんがどのような考え方をしているのか?という現状をしっかり把握した上で、いい部分があればそこを思い切り伸ばせるような勉強のやり方で教えていきます。
もし、勉強のことで不安な気持ちがありましたら、まずは私たちにご相談くださいね。


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この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

体を動かすのが大好き、誰とでも仲良くなれるタイプです。学生時代は陸上部に所属し、負けるのが大嫌い。とにかく強くなりたくて部活が終わった後も自主練!「勉強よりも部活!!」というタイプでした。なので、勉強にはかなり苦労しました…。でも、母が頼んでくれた家庭教師の先生のおかげで、成績を上げることができました。今度は私も同じように勉強で困っているお子さんのために「家庭教師のあすなろ」のスタッフとして、少しでも勉強を好きになってもらえるようなサポートを心がけています。

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