【家庭教師の料金相場】3つの視点で料金の仕組みを詳しく解説

「家庭教師って高いんでしょ?」
「家庭教師を頼むとだいたい、いくらくらいかかるの?」
「家庭教師って値段がピンキリだけど、何が違うの?」
こんなことでお悩みではありませんか?
家庭教師を頼む時に、やっぱり気になるのは料金。あまりに高いと続けられないし、安すぎても指導力に不安があるし…。何を基準にしたらいいか分からないですよね。
そこで、家庭教師の料金相場を
- 学年
- 指導コース
- 家庭教師のランク(学生/社会人/プロ)
の3つに分けて詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
【学年】による料金相場

最初にご紹介する料金相場は「学年」です。これが基本的な料金相場になります
この金額をベースにして、この後で紹介する「指導コース」や「家庭教師の出身大学」などによって料金が変動していきます。
多くの家庭教師センターや個人では、生徒さんの「学年」によって料金を変えている傾向にあります。学年が上がるほど学習難易度が上がります。高校生になれば専門的な知識や指導経験が必要になるため、教えられる家庭教師が限られていくので、当然料金が高額になっていくわけです。
ここでは、基本となる「学年」の料金相場を、小学生・中学生・高校生に分けてご紹介します。イメージしやすいように、1時間あたりと1ヶ月あたり、1年あたりの料金相場にまとめました。
※(週2回60分指導の場合で換算)
小学生の料金相場
1時間あたり:2,000円
1ヶ月あたり:16,000円
1年あたり:192,000円
小学生は学習内容が比較的簡単なので、1時間あたり2,000円程度が相場となります。
家庭教師にお願いすれば、子どもと親の両方にとってメリットがあります。疑問点や弱点について時間をかけて丁寧に教えてもらえるため、自分のペースで理解を深めることができますし、家庭学習の習慣もつきやすくなります。子どもがしっかり勉強できるようなれば、親も勉強のストレスから解放され、怒ることも減るので親子関係が良好になります。
中学生の料金相場
1時間あたり:2,500円
1ヶ月あたり:20,000円
1年あたり:240,000円
中学生になると学習難易度が一気に上がるので、1時間あたり2,500円程度と少し相場が上がります。
授業の補習や勉強の習慣づけだけではなく、定期テスト対策や内申点を上げるための指導も必要になってきます。定期テストの結果やミスの傾向を正しく分析して一緒に対策を考えてくれるので、自分一人で勉強するのとは比べようのないほど効率よく成績を伸ばすことができます。
高校生の料金相場
1時間あたり:3,000円
1ヶ月あたり:24,000円
1年あたり:288,000円
高校生は学習内容が専門的になるため、1時間あたり3,000円が相場になってきます。
苦手克服や定期テスト対策までは、この金額で対応してくれることもありますが、受験対策となると専門的な知識はもちろん解法テクニックが求められます。より指導経験が豊富な家庭教師が対応することになるので料金が一気に上がります。
【指導コース】による料金相場

これまでベースとなる【学年】による料金相場をお伝えしましたが、さらに選択する【指導コース】によって料金相場が変動します。ここでご紹介する指導コースはあくまで例です。家庭教師によってコースの表現や内容が異なりますので、目安としてお考えください。
ここでは、代表的な指導コース「苦手克服」・「定期テスト対策」・「受験対策」の料金相場を、小学生・中学生・高校生ごとにご紹介します。ここでも1時間あたりと1ヶ月あたり、1年あたりの料金相場にまとめています。
苦手克服の料金相場
【小学生】
1時間あたり:2,000円
1ヶ月あたり:16,000円
1年あたり:192,000円
【中学生】
1時間あたり:2,500円
1ヶ月あたり:20,000円
1年あたり:240,000円
【高校生】
1時間あたり:3,000円
1ヶ月あたり:24,000円
1年あたり:288,000円
苦手克服の料金相場としては、基本料金とほとんど変わりません。一人ひとりの性格や理解度を把握し、原因や弱点を究明し専用の対策を講じてくれます。基本的な料金で苦手克服まで対応してくれるので、勉強が苦手なお子さんにピッタリです。
定期テスト対策の料金相場
【中学生】
1時間あたり:2,500円
1ヶ月あたり:20,000円
1年あたり:240,000円
【高校生】
1時間あたり:3,000円
1ヶ月あたり:24,000円
1年あたり:288,000円
定期テスト対策に関しても、家庭教師は非常に有効です。テスト対策の料金相場としては、基本料金とほとんど変わりません。塾とは違い、自分専用の対策や学習計画を立ててくれて、点数アップに必要なものだけに絞って勉強することが可能です。基本料金でココまで対応してくれるのは嬉しいですよね。
受験対策の料金相場
【小学生:中学受験】
1時間あたり:3,500円
1ヶ月あたり:28,000円
1年あたり:336,000円
【中学生:高校受験】
1時間あたり:3,000円
1ヶ月あたり:24,000円
1年あたり:288,000円
【高校生:大学受験】
1時間あたり:4,000円
1ヶ月あたり:32,000円
1年あたり:384,000円
受験対策となると、専門的な知識やスキルが必要になるため高額になる傾向にあります。受験対策の料金相場としては、中学受験で1時間あたり3,500円。高校受験で1時間あたり3,000円。大学受験で1時間あたり4,000円です。
大学受験の中でも、東大・早慶などの難関大学や医学部などの学科を受験するなら、指導経験豊富なプロ家庭教師に依頼する必要があります。
この場合の料金相場の目安としては
1時間あたり:8,000円
1ヶ月あたり:64,000円
1年あたり:768,000円
となります。
【家庭教師のランク】による料金相場
家庭教師のランクは一般的に、学生・社会人・プロの3つのカテゴリーに分けられます。それぞれの詳細や違いについて、以下にわかりやすくまとめます。
【学生家庭教師】
学生家庭教師は、大学生が自分の専門分野や得意科目を教える形で行われます。料金相場は、1時間あたり2,000円~3,000円程度が一般的です。学生家庭教師のメリットは、リーズナブルな価格で指導を受けられることや、近い年代の指導者との距離感が縮まりやすいことです。一方、指導経験が少ないことがデメリットとされます。
【社会人家庭教師】
社会人家庭教師は、専門職や一般企業勤務の社会人が、自分の専門分野や得意科目を教える形で行われます。料金相場は、1時間あたり2,500円~4,000円程度が一般的です。社会人家庭教師のメリットは、指導経験が豊富であることや、実務経験からの視点を提供できることです。一方、料金がやや高めであることや、仕事の都合上、指導時間が限られることがデメリットとされます。
【プロ家庭教師】
プロ家庭教師は、家庭教師業を専門とする教育者による指導です。料金相場は、1時間あたり4,000円~6,000円程度が一般的です。プロ家庭教師のメリットは、高い専門性や豊富な指導経験があること、効果的な指導法を提供できることです。一方、料金が高めであることがデメリットとされます。
【指導コース】でお話しした、小中学生の「苦手克服」や「定期テスト対策」が指導の目的であれば、学生家庭教師でも十分指導が可能です。「受験」を指導目的とするのであれば、社会人家庭教師やプロ家庭教師に頼む方が効果は高いと言われています。
学生・社会人・プロ、それぞれ特徴や料金が変わりますので、予算や目的に合わせて最適な家庭教師を選択することが非常に重要です。
家庭教師の授業料以外にかかる費用
個人ではなく家庭教師センターに依頼する場合は、授業料の他に別途費用がかかってくる場合があります。
授業料以外にかかる費用を挙げると、次のとおりです。
- 入会金・保証金
- 交通費・管理費
それぞれの料金相場をご紹介します。
入会金・保証金の料金相場
家庭教師センターと契約する際に、入会金や保証金がかかります。家庭教師と利用者との間でトラブルが発生した場合、家庭教師センターが仲介や対応を行います。入会金や保証金は、このようなトラブル対応にかかる費用の一部としても使用されます。安心してサービスを受けるために必要な費用だと考えてください。
入会金と保証金の相場は以下の通りです。
- 入会金:0〜5万円
- 保証金:0〜2万5,000円
相場を見てわかる通り、どちらもかからないセンターもあります。入会金や保証金が無料のところもありますので、利用する際は各センターの料金体系を確認してください。入会キャンペーンで無料になっている場合も多いので、日頃から広告などをチェックするようにしてください。
交通費・管理費の料金相場
家庭教師が訪問する際にかかる交通費や、学習サポートのための管理費がかかります。
家庭教師に対して教育プログラムや研修を提供し、質の高い指導ができるようサポートしています。このようなサポートや研修にかかる費用がかかります。また、学習の進捗を定期的に管理し報告することで、適切な学習サポートが行われているかを確認しています。このような進捗管理や報告にかかる費用をカバーするため管理費が設定されています。
交通費と管理費の相場は以下の通りです。
- 交通費:400〜1,000円
- 管理費:0〜2万円
交通費や管理費も一切請求されないセンターもありますが、そういった場合は授業料などが高くなっています。
それぞれ料金相場を理解して、最適な家庭教師を見つけよう
家庭教師の料金相場を紹介してきましたが、お子さんの学年や指導コース、家庭教師のランクによって家料金は変わります。
でも、家庭教師の良さは料金で決まるものではありません。費用的にはリーズナブルでも質の良い先生はたくさんいます。費用をかけたからと言って絶対に成績が上がる訳でもありません。お子さんと相性が合わなければ、成績は下がってしまいます。
個人契約で家庭教師を探す場合は、こうした違いを比べながら最適な家庭教師を見つけるのには、時間も労力もかかります。初めて家庭教師を検討するなら、家庭教師センターに依頼することをおすすめします。
なるべく良い先生を集めることは家庭教師センターの生命線とも言えるので、質の良い家庭教師や独自の勉強法を展開しているところが多く、自分で選ぶより早く見つかります。
質のよいセンターでは、国公立大学、難関私立大の大学生を中心に、教員、塾講師など経験豊富な社会人の方も多く在籍しているので、興味があれば相談だけでもしてみましょう。